1.チューブのカスタマイズの薦め
皆さん、こんにちは!チャリダーMです。
今回は、タイヤを支えるチューブのカスタマイズによる軽量化、乗り心地アップについてです。
最近は、ホイールのカーボン化、チェーンのデュラ化と、カスタマイズに忙しい?日々を送っていますが、ここ数年ずっと同じモノを使い続けているパーツがあります。
チューブです。チューブレス、チューブラー派には関係ないのですが、クリンチャー派にとっては、このチューブへの拘りはかなりのものかと思います。
私も、それなりに拘りをもって使っています。ずばり、ロードバイクの乗り心地は、ホイールでもタイヤでもなく、このチューブが命運を握っているのはないかと。ちょっと言い過ぎでしょうか。
ただ、このチューブは消耗品です。交換頻度もそれなりに多くなりますよね。どうしても、パンクしますんで。パンクしないときは、1~2年何ごともないときもあるのですが、続くときは本当に続きます。
そして、外からは見えません。誰も見てくれません。とても地味なんです。そうすると、安めのもので済ませてしまおうかと。でもちょっと待ってください。ここが運命の分かれ道です。
ちょっといいチューブなら1本2,000円あれば手に入ります。また飲み代の話で恐縮ですが(おっさんはこんな例えしかできませんので…)、前後2本替えても飲み代1回分で済むのです。
走りを向上させるためには、飲み会を我慢してこっちを選択するしかありません。新型コロナの感染リスクがまた高まってきているなか、無理して居酒屋で飲む必要はありません(居酒屋の方には、すみません)。
いいチューブに替えれば、間違いなく乗り心地はアップします。パンクを減らしたくて重量チューブを使っているかた、あまりチューブに拘りのない方も、たまには軽量チューブはいかがでしょうか。
2.軽量化・乗り心地の効果
チューブを軽量化することで、回転重量も軽減されます。一番外側にあるタイヤとチューブの軽量化は、楽ちん効果も大きくなります。タイヤを内側から支えてくれるとても重要なパーツです。
完成車で購入したときに付いているチューブはかなり重量級です。ボントレガーのスタンダードは1本115gですので、これを前後替えるだけで、100g程度の軽量化を図ることができます。
遠心力がかかるホイールの外周の100g軽量化は、固定されているパーツの100g軽量化とは訳が違います。登坂も楽になります。
ほかのパーツで100g軽量化するには、かなりお金もかかります。チューブは、たった3,000円程度でハッピーな乗り味になるのであれば、コスパもいいですよね。
さて、チューブを軽量化するには2つの選択肢があります。
①薄いブチルに替える
- 合成ゴム。ブチルは安価で、対候性、耐熱性に優れ、エアもれが少なく製品的に安定している
- 軽量化された薄いチューブは伸縮性が高く、乗り心地も良好
- 欠点は、薄いので装着のときは慎重な作業が必要。肉厚のゴムよりは耐久性は落ちる
②ラテックスに替える
- 天然ゴム。軽量で伸縮性が高く、しなやかで乗り心地がよい
- 欠点は高価で品質にバラつきがあり、熱に弱い
私は、①を選択しています。価格と性能・乗り心地のバランスが一番とれているように考えています。これまで使ってきたチューブはパナレーサーのRエアー、そして現在愛用しているのは、ボントレガーのライトウェイトチューブです。
このほかにも、ミシュラン、ヴィットリア、シュワルベといった大御所が出しているチューブもいろいろあります。いくつか使用したことはありますが、これといった印象はあまり残っていません。
②の選択もいずれ試してみたいのですが、リムブレーキのカーボンホイールに替えたので、熱に弱いラテックスのチューブは現状では使えません。ディスクブレーキの方は、選択肢としては大いにありですね。
いつものとおり、比較表です。25mmのタイヤ使用を前提にしています。
比較項目 | ボントレガー スタンダード | パナレーサー Rエアー | ボントレガー ライトウェイト |
---|---|---|---|
素材 | ブチル(厚さ0.9mm) | ブチル | ブチル(厚さ0.6mm) |
幅 | 20mm~25mm | 23mm~28mm | 18mm~25mm |
長さ | 48mm | 48mm ディープリムにはバルブエクステンダーが必要 | 48mm 60mm 80mm ディープリムにも対応 |
バルブ | 仏式 | 仏式 | 仏式 |
重量 | 115g | 76g | 65g ブチルでは軽い |
価格 | 950円(税抜き) | 1,437円(税込み、7/10アマゾン価格) | 1,400円(税抜き) 80mmは1,900円(税抜き) |
評価(乗り心地ほか) | 完成車に付いてくる標準的なチューブ | 振動吸収性も高くしなやかな走行感 当たりハズレが多いのが難点 | 振動吸収性も高くしなやかな走行感 空気のもれは少し早いが、耐久性は悪くない 乗り心地と耐久性、価格のバランスがよい |
3.まとめ
ホイールをカスタマイズして軽量化される方は多いと思いますが、意外とタイヤ、そして特にチューブの軽量化は、走りと乗り心地の向上にものすごく効果絶大です。
最近、手に入れたのは、ボントレガーのXXX。1本50g。もう店頭には売っていないかもしれません。行きつけの店長がなくなる前に買い占めていた1本を売ってもらいました。これを予備チューブで持ち歩いています。贅沢ですな。
前回も飲み代1回分でチェーンのデュラ化を紹介しましたが、今回は飲み代シリーズ2回目でした。3回目もプチ・カスタマイズのネタを考えないと…。
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