1.ボントレガーR3のインプレ
皆さん、こんにちは!チャリダーMです。
今回は、ボントレガーR3のインプレとクリンチャー25Cのオールラウンド系タイヤについて、つらつらとまとめてみました。
これまでタイヤは、ボントレガーのR4ハードケースライトを使用してきたのですが、もう生産されていません。
在庫販売のみでしたが、どうやら在庫もなくなってきたようでして…。かなりショックを受けています。モヤモヤ。
先日、R4に穴があいてしまったたため、同じボントレガーのR3に変更しました。2019年にモデルチェンジされたタイヤです。
以前もR3は使用しており、その性能には満足していたのですが、いったんR4の極上さを味わってしまうと、R4を超えるレベルのタイヤじゃないと満足できそうにありません。
R4はトレックの販売店でしか購入することができないので、トレック乗りしか使用していないのではないかと思いますが、隠れた銘品だったと思います。
転がりの良さ、しなやかさ、軽快感など、どれをとってもバランスよく仕上がっていました。自分にとってはですが。
なんで、こんないいタイやを廃番にしてしまうのか、残念でなりません。行きつけの店長も自分用に何本かキープしたとか。それほどいいんです。
R3のインプレッションは以下のとおりです。同じ価格帯でのパフォーマンスは極めて高いので、そこは勘違いしないようにしないといけないですね。
- 前モデルから転がり抵抗を7%低下、トレッドの耐久性を75%向上、耐パンク性能も12%向上
- 重量も200gと25Cでも非常に軽量
- 転がり、滑らかさ、グリップとも良好(ただしR4レベルではない)
- この価格でのコストパフォーマンスは極めて高い
正直、いいタイヤです。R4の味を知らなければ。
2.オールラウンド系ハイスペックのタイヤデータ比較
最近、回転系のパーツにはこだわっていまして、特にタイヤはケチらずに、オールラウンド系のハイスペックモデルを使用することにしています。
グリップ力、転がりのよさ、滑らかさなどを求めると、どうしても耐久性に問題は出てくるのですが、最近は気持ちよく走れることに重きを置いています。
極端ですが、タイヤがやられたら、もう仕方がない、交換すればいいよねと割り切っています。
さてさて、これからどうするか。やっぱり、試していくしかないんでしょうね。各メーカーのオールラウンド系のなかでもハイスペックなタイヤに絞って調べてみました。
今回、あらためてタイヤのおすすめサイトなんかを覗いてみたのですが、データが違っているものもあり、自分であらためて公式HPでデータを確かめてみました。
他人の評価はフラットに受け止め、自分に合っているかどうか、自分の好みに合いそうなタイヤをこの中から選んで履いてみるか、という感じです。
番外編には、レース仕様の最高級の2つを参考までに。ターボコットンは、2020ツール・ド・フランスでアラフィリップがステージ優勝を飾ったタイヤです。
クリンチャー25C | 重量 | TPI | コンパウンド | 価格(税抜き) |
---|---|---|---|---|
シュワルベ プロワン | 235g | ― | ADDIX RACE | 8,800円 |
コンチネンタル GP5000 | 225g | 330 | ブラックチリコンパウンド | 8,200円 |
ピレリ P ZERO VELO | 210g | 127×3 | スマートネットシリカ | 6,900円 |
ヴィットリア コルサ | 255g | 320 | グラフェン2.0 | 6,900円 |
ブリジストン R1X | 190g | ― | ― | 5,800円 |
マキシス ハイロード | 210g | 120 | HYPR | 5,500円 |
パナレーサー Race Evo4 | 230g | ― | ZSG Advanced Compound | 5,400円 |
ボントレガー R3 | 200g | 120 | TR-Speed | 5,300円 |
ミシュラン パワーロード | 235g | 120×3 | X-RACE | 5,200円 |
(番外編) | ||||
スペシャライズド ターボコットン(24C) | 220g | 320 | GRIPTON | 10,450円 |
ボントレガー R4 320ハンドメイド | 230g | 320 | ― | 9,600円 |
TPIとは、1インチ(25.4mm)の間に、何本の糸が並んでいるのかを示しており、TPIが多いほど細いケーシング(繊維)、少ないほど太いケーシングとなります。
同じ素材でケーシングを作れば、TPIが大きいほど乗り心地とグリップ力が優れたものとなります。細いケーシングはタイヤを薄くできるため、軽量化につながります。
コンパウンドはトレッド部に使用されるゴム質で、タイヤの特性を分けることになります。
硬いコンパウンドは転がり抵抗が小さく、耐摩耗性に優れます。逆に柔らかめのコンパウンドはグリップ力が高まります。
コンパウンドが、各メーカーの腕の見せ所なんでしょうかね。ケーシングとの組み合わせによって、総合的なタイヤの性能が決まるということです。
こうしてみると、タイヤも奥が深いですね。
3.次の候補は3つ
この中から、候補のタイヤをとりあえず3つに絞るとすれば、こんな感じでしょうか。評判、重量などを参考に選んでみました。
①コンチネンタル GP5000
ロードバイク乗りにとっては、定番中の定番ですね。私は天邪鬼なんで、人が多く履いているタイヤを履くのもなんかなーとの思いから、ずっと見送り続けてきたタイヤです。
でも、これだけ評価が高いのは、それだけいいタイヤなんでしょうね。一回は自分で試さんといかんと思っています。
②ピレリ P ZERO VELO
グリップ感に加え、しなやかさ、滑らかさに定評がありバランスが良さそうな感じなので、GP5000よりは自分に合っているのではないかと期待しているタイヤです。
ツイッターのフォロワーさんからの推薦もあり。GP5000よりも好きだ、というコメントもよく見かけますので、有力候補の一つではあります。
カラーエディションもあり、デザインもなかなかカッコいいですね。
③ブリジストン R1X
チームメンバーお薦めの国産タイヤです。軽量で乗りやすいとのこと。確かに、この軽さは魅力ですね。ただ全然モデルチェンジされていないようです。
あまり人気がないというか、評判にならないというか。なぜなんでしょうか。乗っている方の評価はいいんですけど。国産メーカーの安心感もありますよね。
最終的に、R3に落ち着いちゃったりして。それぐらい、このタイヤもいいんですよ。
4.まとめ
今回、あらためてクリンチャー25Cに絞って調べてみましたが、勉強になりました。普段の使い勝手を考えると、やっぱりクリンチャーがいいのかなと思ってます。
ロードバイクが地面と設置するのは、タイヤです。タイヤの性能によって、ロードバイクの乗り味は大きく変わります。
自分の好みに合ったタイヤを見つけるというのも、またロードバイクライフの楽しみの一つですよ。
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