1.ヘルメットの選び方
皆さん、こんにちは!チャリダーMです。
今回は、ロードバイクライド時に最高に頭にフィットするヘルメットの選び方と、ボントレガーのきのこ型エアロヘルメット「バリスタ」のご紹介です。
高速走行ができるロードバイクに乗る際に、ヘルメットの着用は頭部の保護の観点から、絶対マストのアクセサリーです。落車転倒して頭部を打っても、ヘルメットに助けられた事例は多くあります。
最近は安全性の確保はもちろん、いろいろなデザインのヘルメットが登場してきていますが、頭にしっくりこない、また不安を感じるようなヘルメットでは、安心してライドできません。
そこで、頭部の保護やフィット感、走行上効果のある快適なヘルメットの選択基準について、まとめてみました。
①安全性
- MIPSが採用されていること。「Multidirectional Impact Protection System(多方向衝撃保護システム)」の略。
- 落車時の頭部に対する回転性の衝撃を緩和して脳障害のリスクを軽減するシステム。衝撃時に内部の低摩耗シートが頭の動きに合わせて滑ることでエネルギーを逃がす仕組み。
②頭部のフィット感
- 頭部の形状に合うもの。これはもう試着を繰り返して被って確かめるしかありません。アジア系が日本人には合うと言われていますが。頭部に合わなければ絶対不可。
- 頭部の形状に合わせて細かいフィット調整が可能。
③軽量性
- 首への負担軽減のためになるべく軽量化されているもの。
- ロングライド時に邪魔にならない、気にならないもの。
④通気性
- 適度に通気孔があり、頭部への通気性が高く蒸れにくいもの。
⑤エアロ性
- エアロ化で空力効果があるもの。凹凸がなくデザイン的にもスッキリしている。
2.ボントレガーのきのこ型エアロヘルメット
(1)バリスタ
以上の選択基準で選んだのは、何ともつるんとしたこの可愛らしいきのこ型のヘルメット。ボントレガーのエアロヘルメットです。その名はバリスタ。コーヒーのネスカフェではありません。
アジア人の頭にフィットするように作られたモデルで、丸形頭の日本人でも被りやすい形状になっています。
風洞実験で実証されたエアロ性能を持ち、前方のベンチレーションから、それなりの空気を取り込める形状になっているのが特徴です。丸みを帯びた流線形で整流効果がいかにも高そうなデザインです。
(2)インプレッション
①安全性
ポリカーボネート製のアウターシェルの作りにがっちり感があり、いかにも耐衝撃性が高い印象です。シェル内部の赤いパッドが頭部にすべて接することで、守られている感じを強く受けます。
MIPS採用モデルであり、ヘルメットの内側に設置された一枚のプレートを頭の動きに応じてスライドさせることで、脳へ伝達される衝撃エネルギーと勢いを和らげる仕組みになっています。
頭を保護するためには、このMIPSはマストの技術です。ロードバイクに乗るなら、ヘルメットだけは絶対にケチらないほうがいいですね。
②フィット感
以前は日本人の頭に最もフィットすると言われているカブトを被っていましたが、それ以上にこのバリスタのほうがすごく快適です。全体が面で接している印象があります。
内部のパッドの額があたる部分に板のようなものをあて、シェルから浮かせる形状になっています。マジックテープでパッドをシェルに張り付けるような形状ではありません。これもフィット感を高めている秘訣のようです。
③軽量性
このパッドやMIPS装備による重量増はありますが、サイズはS/Mで270gとエアロ系にしてはまずまず軽量に抑えられており、実際に被っていても違和感はありません。
④通気性
エアロヘルメットのため、ボコボコに穴が開いているヘルメットではありません。通気性が悪いイメージがありますが、頭が蒸れることはありません。
前部の穴から空気を取り入れ、頭頂部の穴と後部には大きなベンチレーションがあるので、空気はうまく抜ける設計になっています。後姿はダースベイダーのようで、なんか怖いですが…。
⑤エアロ性
空力性能の高さは、時速30㎞以上で発揮されています。特に向かい風の強い日に頭の軽さを感じることができます。
行きつけの店長曰く、トレック乗り以外のお客さんもこのきのこ型の形が気に入って買いにくることも多いようです。自分も何よりこの何とも言えないキレイな流線形のカタチに惚れてしまいました。
このバリスタは、①安全性、②フィット感、③軽量性、④通気性、⑤エアロ性のバランスがとれた総合力の高い快適なヘルメットです。
ヘルメットの寿命は3年程度とも言われていますが、まだまだ健在です。
にほんブログ村
ロードバイクランキング