1.ついにトップモデルのカーボンホイールへ
皆さん、こんにちは!チャリダーMです。
カーボンホイールをボントレガーのアイオロスプロ3からアイオロスXXX4にカスタマイズしました。ミドルからハイグレードへ。贅沢ですね。
2021マイドリームプランの第1弾にかかげていた妄想を、実現してしまいました。かな~り、悩みました…。別の使い道もあったのではないかとか。
XXX4は、アイオロスのトップモデルの位置づけ、そしてトレックセガフレードが使用していた紛れもないレーシングモデルです。
そんなホイールを、パワーのないおっさんライダーが取り回せるのかどうか、正直不安な面があったことも事実です。
とんでもなく、剛性が高くてガチガチなのではないか、脚がついていかないのではないか、力負けするのではないか、などなど。
そんな懸念も、少し乗り込んで吹き飛びました。とてもフトコロが深い、いや人ではないので、言い方をかえると、どんなライダーでも受け入れてくれるという表現が適切でしょうか。
やっぱり、いいモノはいいのです。
2.アイオロスプロ3との違い、インプレ
プロ3とXXX4の比較
以前もアイオロスプロ3との比較をしているのですが、あらためて整理してみました。
項目 | アイオロスプロ3 | アイオロスXXX4 | 比較コメント |
---|---|---|---|
カーボン | OCLVプロカーボン | OCLVXXXカーボン | 素材が違います |
リムハイト | 35mm | 47mm | +12mm |
内幅 | 19.5mm | 21mm | +1.5mm |
外幅 | 27mm | 27mm | 0 |
重量 | 1,506g | 1,400g | ▲106g |
うちフロント | 656g | 630g | ▲26g |
うちリア | 850g | 770g | ▲80g |
ハブ | ボントレガー(DT Swiss OEM) 24ラチェット3爪 | DT SWISS スターラチェット36T | 評価の高いスターラチェット 36Tはかかりの良さが魅力 |
スポーク | DT Swiss エアロライト | DT Swiss エアロライト | 同じ |
チューブレスレディ | ○ | ○ | 同じ |
エアロ形状 | 先代のD3形状 | D3をさらに進化 | 同じ |
価格(税込み) | 202,400円 | 344,410円 | +142,010円 |
うちフロント | 92,400円 | 162,030円 | +69,630円 |
うちリア | 110,000円 | 182,380円 | +72,380円 |
XXX4のインプレ
購入前に考えていたことは、
- カーボン性能、ブレーキ面の加工、エアロ形状、ハブなど作りに差があり別物
- リムハイトは12mmアップするも、重量は106gも軽量化(うちリアで80g)されることで、より走りが軽くなるのではないか。坂も楽になりそう
- ハブはDT SWISSになり、より滑らかさがアップするのではないか
- 値段が高すぎるので、リアだけ購入するのもありなのではないか
- 横風の影響を強く受けるフロントはアイオロスプロ3のままにすればいいのでは
正直、プロ3とはやっぱり別物です。評論家っぽく言いますと、剛性、軽さ、エアロのバランスが極めて高いホイールです。
まず見た目が全然違います。高級感は半端ないです。作り込みが違います。
リム幅がよりワイドになりましたが、出だしは軽いです。ギヤ1枚軽い。ちょっと大袈裟か。でも安定感はやっぱり高いですよ。軽いどっしり感です。
ハブは定評のあるDT SWISS。とてもシルキーです。静かに滑らかに回ってくれます。すごく上品ですね。プロ3はセミが鳴いている感じでしたが。
プロ3よりも当たり前かもしれませんが剛性は高いです。踏めば、その分だけスピードが乗って進みます。
私レベルのパワーでは、なかなか力強い踏み込みができないのですが、それでも踏めばその分はしっかり反応してくれます。
パワーのないライダーは、回転重視で回していけば、スムーズに加速してスピードが上がっていく感じです。
無理にパワーを使うよりは、ホイールのポテンシャルで仕事をしてもらうイメージでしょうか。勝手に回っていってくれます。
横風はまだ受けていないので、どの程度かは不明ですが、向かい風は風が通り抜けていく感じですね。
巡航性の高さや加速感も、プロ3より一段上でしょうか。これは、リムハイトの高さとエアロ形状による効果と軽量化の影響が大きいと思われます。
これが、高級ホイールの凄いところなのかもしれませんね。老化中のオジサンにはありがたいです。
坂はまだ本格的な坂はまだ登っていないので、わかりませんが。これは、またの機会に。
乗り心地は、プロ3よりも若干硬さを感じますが、嫌な突き上げ感はないですね。剛性が高いのに、しなやかさを感じることができます。ガチガチではないのです。弾性も十分にあります。
ピレリ P ZERO VELOのしなやかなタイヤの影響もあるのかもしれませんが。乗り心地重視であれば、タイヤの選択も重要かと思います。
GP5000はまだ試していないので、これもまたの機会に。
アイオロスプロ3はこちらを参考にしてください。
3.まとめ
今回、高級カーボンホイールに替えて感じるところは、楽に進むには、あらためてエアロって大事だなということです。
同様にフレーム、ハンドル、そしてライダーが一番かもですが、空気の流れをスムーズにすることが、力を使わずスピードアップにつながります。
そして、軽量であることも。やっぱり、楽ですよ。剛性も含めて、この3つのバランスがとれたホイールであれば、非力でもそれなりに操れるのではないでしょうか。
もう乗せてもらっている感じですね。とにかく、自分が心地よく楽に速く走ることができればいいのです。
トレック乗り以外のかたは、ボントレガーのアイオロスを使用することはないのかもしれません。
通販でも売っていないし、トレックのお店に行くしかないので。ほかの有名ブランドのホイールを使用したことがないので、そういったホイールとは比較はできないのですが。
ただ、これまでボントレガーのホイールで不満に感じたことはなく、故障もありません。2年の保証も付いていますし、なかなか使い勝手がいいのではないかと考えています。
風があまりにも強くて危険な日は、ハイト35mmのプロ3も使用していく予定です。リムの外幅が27mmとプロ3と同じなので、ブレーキシューの調整が不要なんです。これはよい。
フロントだけ変更する方法もあるし、選択肢が増えたことは、楽しみですね。プロ3も捨てたものでは全くないです。これでも十分すぎるので。
両方とも自分にとっては、高価すぎる贅沢なホイールです。大切に扱っていきます。
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