1.ミドルグレードのエモンダSL
皆さん、こんにちは!チャリダーMです。
ロードバイクに乗るには本当に気持ちいい季節到来ですね。
ロードバイクの新車を購入しようかと検討されている方も多いかと思います。
今回はトレックのエモンダのミドルグレードSLを検証してみました。
トレック乗りの自分(リムモデルですが…)が選ぶ、タイプ別のマイベストチョイスです。
初めてロードバイクを購入も、エントリーではなく、ミドルグレードを購入してみたい方が対象です。
ただ色の問題はここでは考慮していませんので、ご了承ください。
2.モデル構成
トレックの2023年モデルのミドルグレードSLは表のとおりです。コンポがシマノのモデルは、以下の7車。
HPを見ただけでは、どこがどう違うのか把握できないので、フレーム、ホイール、コンポ、サドル、ハンドルをモデル別に比較してみます。
HP上でNEWマークが付いているモデル3車、NEWマークなしが4車(2022年モデルの継続)で分けてみました。
こうして並べてみると、本当に厄介な設定になっていますね。自分がSL6のリムモデルを買った2019年とは、えらい違いです。
まず、お値段が高くなってます。SL6Diskは当時の約1.5倍です。
フレームはすべて定評のあるOCLV Carbon500。レースに出るならともかく、普通に乗るのであれば満足できるはずです。
軽さが売りのエモンダですが、7kg台の設定がフラッグシップのSL7だけ…。
そしてコンポは新旧の105とアルテグラが入り交じり、新型のアルテグラDi2はSL7だけ…。
(1)2023モデル NEW
2023 NEW | SL5 | SL6Di2 | SL6ProDi2 |
---|---|---|---|
価格 | 398,200円 | 529,100円 | 629,200円 |
重量(サイズ56) | 8.87kg | 8.50kg | 8.25kg |
フレーム | Ultralight 500 Series OCLV Carbon | Ultralight 500 Series OCLV Carbon | Ultralight 500 Series OCLV Carbon |
ホイール | Bontrager Paradigm SL | Bontrager Paradigm Disc | Bontrager Aeolus Elite 35 |
(重量) | 2,100g | 1,800g | 1,665g |
(価格) | NG | 64,800円 | 155,800円 |
コンポ | 105 R7000 11速 | 105 R7100 Di2 12速 | 105 R7100 Di2 12速 |
サドル | Bontrager Verse Short Comp | Bontrager Aeolus Comp | Bontrager Aeolus Comp |
ハンドル | Bontrager Comp VR-C | Bontrager Elite VR-C | Bontrager Elite VR-C |
(2)2023 2022継続
2023(2022) | SL5Disk | SL6Disk | SL6DiskPro | SL7 |
---|---|---|---|---|
価格 | 398,200円 | 444,400円 | 539,100円 | 798,600円 |
重量(サイズ56) | 8.87kg | 8.25kg | 8.03kg | 7.80kg |
フレーム | Ultralight 500 Series OCLV Carbon | Ultralight 500 Series OCLV Carbon | Ultralight 500 Series OCLV Carbon | Ultralight 500 Series OCLV Carbon |
ホイール | パラダイムSL | Bontrager Paradigm Disc | Bontrager Aeolus Elite 35 | Bontrager Aeolus Pro 37 |
(重量) | 2,100g | 1,800g | 1,665g | 1,505g |
(価格) | NG | 64,800円 | 155,800円 | 239,800円 |
コンポ | 105 R7000 11速 | Ultegra R8000 11速 | Ultegra R8000 11速 | Ultegra R8100 Di2 12速 |
サドル | Bontrager Verse Comp | Bontrager Aeolus Comp | Bontrager Aeolus Comp | Bontrager Aeolus Comp |
ハンドル | Bontrager Comp VR-C | Bontrager Elite VR-C | Bontrager Elite VR-C | Bontrager Pro VR-C |
ご参考 SLRグレード
ミドルではありませんが、トップグレードのSLRのなかでお安いモデルはこちら。
もうここまできたら、清水の舞台から飛び降りちゃおうという方向けに。
100万円以上になると、フレームが軽量化されるので、7kg台前半のエモンダが手に入ります。
100万円を超えないと7kg台前半にはならないということなのか…。
2023 NEW | SLR 6 Di2 | SLR 7 |
---|---|---|
価格 | 1,171,390円 | 1,214,290円 |
重量(サイズ56) | 7.35kg | 7.10kg |
フレーム | Ultralight 800 Series OCLV Carbon | Ultralight 800 Series OCLV Carbon |
ホイール | Aeolus Pro 37 | Aeolus Pro 37 |
(重量) | 1,505g | 1,505g |
(価格) | 239,900円 | 239,900円 |
コンポ | 105 R7100 Di2 12速 | Ultegra R8100 Di2 12速 |
サドル | Bontrager Aeolus Elite | Bontrager Aeolus Elite |
ハンドル | Bontrager Aeolus RSL Integrated | Bontrager Aeolus RSL Integrated |
3.マイベストチョイス
(1)将来的にホイールをカスタマイズしたいならSL6Di2
まずは、新型の105をベースにしたSL6Di2です。
コンポはやっぱり新型がいい
将来的にホイールをAeolus RSL 37にカスタマイズしたい
将来的にホイールをAeolus RSL 37にカスタマイズすると、
529,100円+369,800=898,900円
カスタマイズ効果は、1,325g-1,800g=▲475g
車体重量は、8.5kg-0.475kg=8.025kg
さらにサドルやハンドルなどをカスタマイズすれば、7kg台の軽量化が可能です。
(2)完成車だけで大満足したいならSL7
完成車として一番バランスがよく、かなり満足度が高いのはフラッグシップのSL7。
当たり前ですか…。
完成車だけで大満足したい
新型のアルテグラ、ホイールもまずまず
SL7を選択しておけば、新型のアルテグラDi2、ホイールもハブがDT Swiss 350となり、十分満足できるのではないでしょうか。
約80万円で7kg台をゲット。カスマイズでまだまだ落とせます。
エモンダを購入するなら、やはり軽さを重視したほうが、いいですね。
(3)旧型のコンポでも許せるならSL6Disk
旧型のアルテグラで我慢できるなら、SL6Disk。
将来的にホイールをAeolus RSL 37にカスタマイズしたい
コンポは旧型のアルテグラでもOK
将来的にホイールをAeolus RSL 37にカスタマイズすると、
444,400円+369,800=814,200円
車体重量は、8.25kg-(1,800g-1,325g)=7.775kg
SL7と同程度の価格、重量になります。コンポが旧型のアルテグラか、SL7の新型の105でいくのかというところでしょうか。
4.まとめ
エモンダのミドルグレードのお得な買い方をタイプ別に考えてみました。
自分がこれから新車を購入するなら、SL7かな。色は抜きにして。
コンポは新型アルテグラ、ホイールもハブがDT Swissとなり、まずまずということで。
ただ色の選択肢がないのが残念ですね。
エモンダは今年、2024年モデルのフルチェンジイヤーです。通常なら7月頃に発表されるのですが、どうなるのでしょうか。変わらない可能性もありそうですし。
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