1.空気圧の影響
皆さん、こんにちは!チャリダーMです。
最近は、とにかく楽に速く気持ちよく走ることを追求していますが、今回は、タイヤの空気圧についてまとめてみました。
自転車に乗るときに、タイヤに空気を入れることは、基本的なメンテナンスです。
でも、ママチャリなんか見てると、タイヤがペコペコで乗っている方が少なくありません。うちの家族もそうです。私が入れてあげてます。
ママチャリを乗りやすくするためにはどうすればよいか。①注油、②タイヤに空気を入れる、③サドルを上げる(高さの調整)、この3つです。
ロードバイクも同様です。特にタイヤの空気圧は高圧であるため、その管理はシビアに行わなければなりません。毎回乗る前に空気を入れることは基本中の基本です。
それでは、どれぐらいの空気圧にしておけばよいのか。これは、結構難しい問題です。空気圧によって、ロードバイクの乗り味は激変するからです。
ホイールとかタイヤなんて関係ないんじゃないかと。ちょっと言い過ぎかもですが、それほど影響はデカいです。
実は、自分もそれほど気にしていなかったのですが、最近、ホイールを変えたり、パンクが続いてタイヤを変えたりして、改めて空気圧を見直しみようかと気にしているところす。
そういえば体重は78kgから今は73kgになったし。タイヤ幅も23Cから25Cに変えているし。ホイールのリム幅も17Cから19.5Cに変わったし。本当にこれでいいんだろうか?
タイヤ幅を25Cに変更してからはずっと、フロント7.0bar、リア7.3barで固定しています。ちなみに23Cのときは、フロント7.5bar、リア7.8barでした。
いや、別に不満があるわけではなかったのですが、変えるとどうなるのかを少し試してみることにしました。暇なオッサンです。
はたして、自分の適正な空気圧って、いくつなんでしょう?今の設定に慣れてしまっているので、変化させてみないとわからないんですよね。
2.マビック、ビットリア、ミシュランの適正計算結果
ちょっと調べてみると、ホイール・タイヤメーカーが適正な空気圧が図れるアプリやサイトを出しています。マビック、ビットリアにシュワルベ。
ちなみに、現在のタイヤのボントレガーR3に表示されている空気圧の適正範囲は、6.2bar~8.6barとなっています。
早速に数値を入れて計算してもらうことにしました。
マビック
マビックの公式HPからマイマビックというアプリをダウンロードできます。
自転車のタイプ、目標(乗り方の好み)、天候、タイヤの種類、リム幅、体重、自転車重量を入力します。
目標はバーサタイル(オールラウンド(万能))を選択、自転車重量はツールケース等含めた総重量で入力してみました。
それにしても、フロント6.3bar、リア6.6barか。こんなに低いとちょっと不安になりますね。
ビットリア
ビットリアの公式サイトです。以前はアプリもあったようですが、現在はみつかりません。サイト上で計算されます。
タイヤのケーシング、種類、重量はライダー+ロードバイクの総重量、路面状況を入力します。
結果は、フロント7.58bar、リア7.93bar。こっちは高いな~…。
タイヤ幅の入力がないので、もしかすると昔ながらの23Cで計算されているのかもしれません。それであれば、納得感がありますね。
やっぱり、ビットリア先生のは23C仕様ではないかと思われます。
ミシュラン
ミシュランのビバンダムが紹介している、ライダーの体重と空気圧の相関グラフをみつけました。
ミシュラン先生のご指示は、体重73kgで6.5barでございます。これはマビック先生と同じ感じですね。
うーん、どれがが正解なんでしょ。まったく正反対な結果が出てしまいました。メーカーのタイヤによっても違うのでしょうが、とりあえずご指示どおりに乗ってみました。
試乗の結果
まずはマビック先生のご指示どおり空気圧を落とすと、確かに乗り味は柔らかくなります。当たり前なんですが。
スピードが遅くなるわけでもないです。割りと路面の悪いバンピーな農道も走るので、意外と空気圧を落とすことで吸収性が上がり、跳ねずに速く走れる感じです。
ビットリア先生のご指示まで上げると、さすがにしんどいです。当然高圧にすれば、硬くなり跳ねます。上げ過ぎると身体に堪えるし、速度の維持が厳しいですね。
今回は農道の比較的路面が荒れているところも走ったので、平均的に速いスピードを維持するには、少し空気圧を下げた方が楽でした。
ボントレガーのR4というかなりしなやかに転がるタイヤを使用していたため、高めの空気圧にしていても、違和感なくちょうどよかったのかな。
今履いているR3はしなやかさではR4には劣るので、少し空気圧を下げる調整が必要なのかもしれません。
しばらくは、0.5barずつ下げて、フロント6.5bar、リア6.8barで乗ってみます。
3.まとめ
空気圧の適正要素は、ライダー・自転車の重量、タイヤの種類・幅・前後、ホイールのリム幅、路面状況などで決まります。
一般的には、こんな感じです。単純化しています。
高圧が適している | 低圧が適している | |
---|---|---|
重量(ライダー・自転車) | 重い | 軽い |
タイヤの幅 | 狭い | 広い |
ケーシング(繊維量) | 大きい | 小さい |
タイヤの種類 | チューブラー | クリンチャー |
タイヤの前後 | リア | フロント |
ホイールのリム幅 | 狭い | 広い |
路面 | ドライ、良好 | ウェット、悪路 |
最適な空気圧を見つけるためには、試行錯誤するしかないですね。これまでは、リム打ちによるパンクリスクを下げるために、高圧にしていた傾向があります。
特にロードバイクに乗り始めのころは、タイヤをカキンコキンにしておけば大丈夫さ、なんていう考えがあると思います。
まずはそのタイヤの推奨範囲に合わせて、乗り味とのバランスをとりながら、最適解をみつけていきます。乗り手の好みを加味して調整していくということです。
いかに楽に速く気持ちよく走ることを追求する道は、なかなか奥が深くも楽しいですね。まだまだこれからも続きます。
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