1.ハンドルの条件~高い強度と振動吸収性~
皆さん、こんにちは!チャリダーMです。
今回は、ロードバイクのハンドルの選択ポイント、ボントレガーのカーボンハンドルをご紹介します。
ライダーとロードバイクの身体が直接接するパーツには3つの○○ルがあります。今日はハンドルについてお話しします。
ハンドル周りはライダーの手を支える重要なパーツです。ロードバイクのポジションを決める大きな要素でもあり、ハンドルバーとステムにより構成されます。
(ハンドルの選択ポイント)
- 最優先は高い強度と耐久性です。もちろんデザインを気にする方もいますが、まずは安全に対する信頼があるかどうかが最優先です。
- カッコよさを求めるのであれば、バーテープで主張すればよいのです。ハンドルのほとんどはバーテープで隠れます。形状は隠せませんが。
- 次の選択基準は、安全性を前提にした振動吸収性です。ハンドルバーは直接手が触れる部分であり、ロングライドになると手首に与える影響は結構大きく、それが身体全体へ疲労にもつながってきます。
- ロードバイクにはサスペンションがありません。タイヤもカッチカチです。手にくる不快な微振動はなるべく排除して、疲労を軽減したいですよね。
- 人によっては手首が痛くなったり、痺れてくる場合もあるかもしれません。そんなときには、カーボンハンドルが振動からくる手の痛みや痺れから救ってくれます。
- カーボンハンドル化で軽量化も図れます。
2.ボントレガーのカーボンハンドルを選択
(1)性能
上記ポイントをもとに、ボントレガーXXX VR-Cを選択しました。ボントレガーXXXシリーズは、OCLVカーボンという非常に剛性と耐久性の高いカーボンが使用され、最軽量パーツで構成されています。
このOCLVカーボンは、軍事用にも使われており、航空宇宙産業のカーボンも凌ぐ性能を有していると言われています。強度と軽量化の相反する課題を両立してクリアしているといえます。
トレックのプロライダーも使用している最高基準のパーツになります。このボントレガーXXX VR-Cの重量は42㎝で176gです。
ちなみにエモンダSL6の純正ハンドルにはBontrager Elite VR-Cが装備されています。これは270gの鉄ハンドルです。強度重視ならこれで間違いないです。
形状はメーカーによりますと、どこを握っても手首の負担が少なくレバーの操作がしやすいボントレガーのなかで最も定番の形状とのこと。いたってシンプルなデザインです。
(2)インプレッション
以前のマドン4.7のときに、このカーボンハンドルにカスタマイズしていますが、確かに違和感は全く感じませんし、取り回しが軽くなりました。
カーボンの振動吸収性のアップによって、以前のハンドルより手に来る感触も柔らかくなったような気がします。路面からの微振動が抑えられることで、握り心地もかなり向上していると感じます。
現在も特に不満はなく大変気に入って使用していますので、当分変更する予定はありません。ヒルクライムするときのダンシング時もハンドル周りがもたつくこともありません。
カーボンハンドルに替えることによって100g程度の軽量化が図れますので、それだけの価値はありだと思います。間違いなく幸せになれるハンドルではないでしょうか。
気になるのはお値段ですが、税込みで約4万円。うーんやっぱり庶民には高いですが。しかーし、これと同等の性能を持つ有名ブランドのカーボンハンドルよりは低めです。
他社は調べてみると5~6万円程度。ということで、このハンドルはコストパフォーマンスの高いパーツといえるのではないでしょうか。
とにかくハンドルは安全第一を最優先して、間違いのないブランドから選択することをお薦めします。そしてバーテープを変えることで、自己主張を行い、カッコをつけましょう。
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