1.イヤホンは周囲の動きが察知できない
皆さん、こんにちは!チャリダーMです。
梅雨が本格化してきて、ロードバイクに乗れない週末です。なので、クイーンのバイシクル・レースを家で鳴らしています。
いやー、ますます乗りたくなってしまった~♪音楽を聞くのは、心が弾みますね。いいストレス解消になります。
ただ、最近ちょっと気になることがありまして。
ロードバイクに乗っている最中に、一般的なイヤホンや骨伝導イヤホンなるもので、音楽を聴いている方がいるようですが、危険ではないのでしょうか。
実際に自分が見たというよりは、楽しそうにブログで書いているかたをたまに見かけますので。
自分は、歩行中を含めて、動いているときは、絶対にイヤホンはしません。正直、怖いです。周囲の動きが察知できなくなるからです。
もちろん、視覚で動きはわかりますが、音がないと視界に入らない背後や左右の気配を感じることができないからです。
イヤホンをしながら、スマホをみながらの歩行者には、近寄らないようにしています。周囲のことを気にしていないので、ぶつかるリスクが高いからです。自転車も同じです。
ママチャリは、片手でスマホをみながらの、イヤホンで音楽を聞きながらの方は、それなりに見かけますが、怖くないのでしょうか。
自転車の場合、クルマのエンジン音やクラクションなど、音で気配を感じ、リスクを察知することも結構多いのではないかと。自分の自転車に異音があっても聞こえなくなりますし。
2.埼玉県のルール
道路交通法上においては、イヤホンを使用することを禁止している条文はありません。イヤホンを使用すること自体は法律違反にはあたらないということなんでしょうか。
しかしながら、各都道府県で定められている道路交通規則や条例においては、イヤホンの使用禁止を明記している場合があるようです。
都道府県によっては、条例や規則違反となって罰金が科せられるケースもあるので注意が必要です。
自分の地元である埼玉県の道路交通法施行細則にはこう記載されています。
イヤホン・ヘッドホンについて
周りの音が聞こえない状態で運転してはいけません。(埼玉県道路交通法施行細則第10条第7号。罰則:5万円以下の罰金)
イヤホン・ヘッドホン使用の危険
耳をふさぐので、周りの音が聞こえにくくなり危険です。音量が大きい場合、周りの音が聞こえなくなるので危険です。音楽に気を取られ、安全運転に集中できなくなるので危険です。
密閉型・解放型について
イヤホンやヘッドホンには、密閉型と解放型があります。名前の印象から「密閉型は周りの音が聞こえないが、解放型は周りの音が聞こえる」という誤解がありますが、メーカーや製品によって性能は様々ですし、耳の形や聴力にも個人差がありますので一概には言えません。単純に「解放型だから大丈夫」ということにはなりません。
片耳での使用について
片耳での使用なら、もう片方の耳で周りの音を聞くことができそうです。しかし、音量が大きい場合、周りの音が聞こえにくくなりますし、音楽に気を取られて安全運転に集中できなければ危険なことに変わりはありません。単純に「片耳だから大丈夫」ということにはなりません。
結論は周りの音が聞こえない状態は、イヤホンはNGです。
よくブログでみかける骨伝導は、耳をふさがずに音楽を聴くことができる、周囲の音もはっきり聴こえますというヤツです。厄介ですね、コレ。
大切なのは「安全な運転に必要な音が聞こえるか」ということです。片耳か、両耳か、骨伝導かといったことを理由に、イヤホンの使用が認められるわけではないのです。
実際の取り締まりでも「警察が呼び止めた時に気づかなかった」という場合、「外の音が聞こえていない」と判断されることがあるようですね。
3.まとめ
自分が走っている場所の交通ルールを確認したほうがいいとは思いますが、もしルールがOKだとしても、どうなんでしょうかね。法律に違反云々のお話ではないような。
いくら周囲の音が聞こえても、音楽の音も聞こえているのであれば、集中力は明らかに落ちるのではないかと思うのです。
こういうと、イヤホン派からは音楽を聞けば逆に集中力が上がるんだよ、なんて言われそうですね。
使用したことがないヤツが偉そうなことを言うなと言われそうですが、使用して試そうという気にもなりません。本当に危なくないの?自分にとっては完全NGです。
風切り音も結構ありますし、スピードを出せばそれなりに音も大きくなりますので。走行中は音楽を聴く余裕もありません。
特にロードバイクはスピードが出るので危険です。スピードが出るからこそ、最大限の安全配慮をしなければなりません。
骨伝導とやらは自己責任で使用していただければとは思いますが、周囲に迷惑をかけないようにしてほしいですね。
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