1.コンチGP5000と対決
皆さん、こんにちは!チャリダーMです
今回は、ピレリ P ZERO VELOを軽く試してきましたので、ファーストインプレッションを報告します。
先日、コンチのGP5000をインプレしたばかりです。王道、鉄板の評判どおりのトータルバランスの優れたタイヤでした。
おそらく、これを選んでおけば間違いないだろうと、素人レベルの自分でも転がりのよさ、グリップ力、振動吸収のうまさを感じることができました。
なのですが、もう一つ気になっているピレリ P ZERO VELOも試さないことには、ということで、これから何を使用していくのか対決することに。
それだけ、タイヤは走りの影響が大きいので、ここは妥協せずに自分が実際に乗ってみて確かめるのが一番です。人によって受け止め方は違いますので。
2.ピレリ P ZERO VELOのファーストインプレ
今回も手っ取り早くアマゾンでポチリ。外箱がとっても立派です。これはGP5000に圧勝ですね。ピレリのロゴ入りのゴムバンドもなかなか素敵です。
実測は212gと218g。公称値は210gですので、まあ許容範囲ですね。GP5000は実測226g、Rは実測239gですから、軽いよな~。
触った感触は、
- モチモチ感がかなりあります。トレッド面はまずまずの厚さ。GP5000ほどの厚みや頑丈さはないですが
- サイドはGP5000と同じくらいの感触です
- 全体的にとても柔らかいです。GP5000のパンクをさせないぜ、というよりは、いい乗り心地にしてやるぜという意気込みを感じます
早速、取り付け。タイヤレバーがなくても、素手で簡単にはめることができます。これは楽ですね。
ちなみにGP5000は、はめるときはレバーを使ったのですが、外すときは素手でできました。ちょっとしたコツを覚えればこちらも素手ではめられるかな。いい練習になります。
(ビードを真ん中に寄せて、左右から手繰り寄せると、意外と簡単に取り外しができます。)
早速、いつものホームコースを試走してきました。農道あり、一般道あり、バンピー、フラット…結構いろんな路面を楽しめる試しがいのある道です。
実走のインプレッションは以下のとおり。タイヤ圧の推奨は6.0~7.7barのところ、フロント7.0bar、リア7.2barと、推奨値の中間よりやや高めにセットしました。
- 漕ぎ出しはまずまず。軽量のボントレガーR4と比べると、ややモッサリ感はありますが許容範囲です。これはGP5000も同じです
- タイヤの感触どおり、乗り心地も柔らかいです。荒れた路面からの突き上げをかなりマイルドに吸収してくれます。意外とGP5000と似た感覚です
- 上下動のしなやかさもあります。乗り心地はすごくいいです。振動のあたりが滑らかで、気持ちよく走らせてくれます
- 進みもいいですね。30㎞以上からの伸びもスムーズです
- グリップ感、安定感もまったく問題なしです
- トータルでみて、バランス感が高いレベルでとれている印象ですね
耐パンク性は、まだわかりませんが、触った感触からするとGP5000ほどの頑丈さはなさそうなので運次第かな。
ただしヒルクライムにはどちらも軽いR4にはかなわない気がします。やや重さを感じるのは致し方ないですね。いや、自分の体重が重いのか。
コンチGP5000のインプレはこちらです。
3.まとめ
結論は、コレもすごくいいです。
一言でいえば、さりげなくマイルドに気持ちよく速く走らせてくれるタイヤです。乗り心地の良さ、スーッとスピードがのっていくイメージです。
コンチGP5000は自己主張の強いタイヤで、絶対パンクをさせないぜ、転がりもいいからスピードを上げて走らせてやるぜ、という力強さを感じます。
かたや、ピレリ P ZERO VELOは、マイルドに、かつちゃんと転がってスピードも出ますよ、あくまでも乗り手に謙虚な優しさを感じさせます。
今、またGP5000にすぐ履き替えようとは思わないということは、正直、どちらもいいタイヤなんです。物理的には、GP5000のほうが優れている実証実験データもあるようですが。
ヨーロッパタイヤ界の重鎮対決は、ピレリでロングライドをこなしてから結論を出します。どちらを選ぶかは乗り手の好み次第でしょうか。
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