1.携帯ポンプの条件
皆さん、こんにちは!チャリダーMです。
ロードバイクでロングライドするときの必需品の一つは、携帯ポンプです。パンクしたときは、これがないと走ることができません。使いたくはない必需品ですが。
トピークのロケットマスターHPを携行していますが、実はお外で使用した記憶がありません。なぜか家の近場でパンクすることが多かったので。
路上でのチューブ交換が面倒で、パンクしたままトロトロ走って家に帰ったりしていました。その後のダメージを考えるとおすすめはできません。特にカーボンホイールは。
ロングライドでパンクしたときは、運よく必ず相棒が携行しているブリジストンのエアゲージ付きの携帯ポンプを借りていたのでした。
これはフロアポンプのミニ版で、かなり楽に空気を入れることができるスグレモノです。現在は販売されていないようですね。
自分も購入しようかと検討したのですが、ツールボックスに収まらない大きさなので、断念した経緯があります。フレームには余計なアクセサリーは付けたくたいのです。
そういえばロングライドでタイヤがバーストしたことがありましたが、その時は修理不能でカミさんにクルマで2時間かけてレスキューしてもらったこともありました。トホホです。
最近はコロナでロングライドも控えてはいるのですが、タイヤをいろいろ履き替えていることによるリスクもあり、ちゃんと使える携帯ポンプを持っておいたほうがよいかと。
自分が携帯ポンプに求める条件は、
- ①ツールボックス(R250)に収まる長さ
- ②軽量であること
- ③楽に空気を入れることができること
フレームに取り付けるのは絶対にイヤなので、①はマストです。そして、③が最大のネックなんですよね。とにかくポンピングが大変。家で練習していても夏は即死です。
正直、これまで条件を満たしてくれるポンプはなかなか存在しなかったように思います。
そんななか、「例のポンプ」のことは、かなり気になっていたのですが、そのまま時は流れ、トピークに「例のポンプ」版であるローディーTTがあることを知り、試しに購入しました。
2.ファーストインプレ
仕様
ノーマルタイプのTT、ミニタイプのTTミニが販売されています。
ローディーTT | ローディーTT ミニ | 差 | レースロケット HP | |
---|---|---|---|---|
サイズ | L195×W33 ×H23.5mm | L165×W33 ×H23.5mm | L:+3cm | L180×W26 ×H21 |
重量 | 100g | 90g | +10g | 82g |
最大充填可能量 | 160psi | 160psi | ー | 160psi |
1ストロークの空気量 | 41.4㏄ | 31.6㏄ | 1.3倍 | 25cc |
価格(税抜き) | 4,200円 | 4,000円 | +200円 | 4,100円 |
ノーマルとミニとどちらを選択すべきか、少し迷いましたが。
ツールボックスに入るサイズであれば、重量が10gの差であること、空気量の差が1.3倍であること、価格差も200円であることを勘案して、ローディーTTを選択しました。
とにかく少しでも小さく、軽量を求めるのであれば、ミニでもよいとは思います。滅多に使うこともないと割り切れば、ミニもありです。
性能
「TT(ツインターボ)テクノロジー」、押しても引いても空気を送り込める、これまでのポンプの常識を覆す画期的な性能ではあります。
詳細はトピークのHPをこちらです。
使用感
使用条件は、チューブ:ボントレガーのライトウェイトチューブ、タイヤ:ピレリ P zero velo、ホイール:ボントレガー アイオロスプロ3です。
直接バルブに刺して、レバーを立てることで固定できます。とても簡単で、バルブとかなりしっかり固定することができます。空気漏れは全くありません。好印象。
実際にポンピングしてみます。持ち手部分も滑りにくく加工してあり、ポンピングしやすいですね。
とても軽く、200ポンピングまでは、1ストローク1秒程度でいけます。ただし、200回を超えたあたりから、少し重くなってきます。
そして250回からは、若干手ごたえを感じますね。とりあえず300回で終了して空気圧を計ってみると、ちょうど6bar。100回で2bar入る計算です。
時間的には、後半、少しペースが落ちたので、6分程度です。応急対応としては、こんなもんでしょうか。許容範囲です。
レースロケットHPも同じ条件で試してみましたが、3.6bar。(ローディーTT)6.0bar×(1回のストロークで入る空気量)25㏄/41.4cc=3.6barとなります。計算どおりですね。
これまで保有していたレースロケットHPよりも約1.7倍の空気量が送り込めることは大きいですね。300回のポンピングの負荷はそれほど大きな差があるわけではありません。
これ以上の空気を入れるためには、それなりに力を入れることになるので、ローディーTTがいかに楽に高圧まで入れることができるかを実感できました。
18gの重量増は、万が一のときの保険代として我慢することとしましょう。
最初はエアゲージ付きも便利かと考えましたが、回数でどれだけ入るかが把握できたので、不要ですね。
ローディーTT | レースロケットHP | 差 | |
---|---|---|---|
空気圧 | 6.0bar | 3.6bar | +2.4bar |
時間 | 6分 | 6分30秒 | ▲30秒 |
ただし、ほかの方のインプレを見ると、もっと空気が入っているんですよね。
使用しているホイールのリムワイドが19.5mm、タイヤがエアボリュームのあるピレリの25Cということも関係あるんでしょうかね。
今使用しているポンプのエアゲージに問題があるのでしょうか。今度はそっちのほうが気になってきました。
収納
R250のツールボックスには、余裕で入ります。ヘッド部に出っ張りがなくスッキリしているので、収納時もきれいに収まります。
3.まとめ
レースロケットHPも当時はかなり評判の高いポンプでしたが、ローディーTTは確実に進化しています。携行ポンプとしては、かなり優秀です。
これを持っていれば、安心して一人でロングライドに出かけることができます。女性の力でも、応急処置ができるレベルまでは空気を入れることができるので、安心ですよ。
大きさが気にならなければ、TTが絶対買いです。
ミニを使用したことがないのでわかりませんが、通常のTTのほうが空気量が大きいので楽に入れることができるでしょう。
CO2ボンベはこれまで使用したことがありません。楽に一瞬にして空気を入れることができること、軽量化が図れることは、魅力的ですが、不器用な自分が失敗したときは後がないし。
このTTであれば、ちゃんと走れる空気圧までは楽に入ることがわかったので、安心して携行できそうです。
最後にパンク時のチューブ交換のコツはこちらを参考にしてください。まずは、タイヤを外してチューブを交換して、最後にタイヤをはめることができないと、ポンプも使えません。
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