1.ロードバイク関連のブログPV数が低下していない?
皆さん、こんにちは!チャリダーMです。
最近のロードバイク関連のブログを見ていると、PV数が明らかに低下してきていませんか⤵。
自分のブログのPV数も落ちているのは自分の責任なのですが、日本ブログ村に掲載されているほかの方のPV数も全体的に下がってますね。
こちらは自転車産業振興会の国内向け自転車流通数量・金額のデータですが、2023年は自転車全体でも低下、なかでもその他に属するスポーツ車(ロードバイク…)の落ち込みは結構大きいです。
シマノの直近決算予想からみても、自転車パーツの売上は日本も含めて2022年をピークに2023年は低下見込みになっています。
シマノは取り扱いがパーツなので、ロードバイク自体の販売を直接表すものではありませんが、やっぱりロードバイクの人気が落ちてきている傾向にあるのではないでしょうか。
あくまでも私自身の推測ベースのところもありますので、ご了承ください。
2.下火になってきた理由は?
ロードバイクが右肩下がりになってきている理由をいくつか考えてみました。
なんか断定しちゃってますけど。
最近の健康志向、コロナ禍もあったりで、それなりにロードバイクの人気も上がりましたが、購入者も一巡して伸びが鈍化したということもあるのでしょうか。
ロードバイクを購入した人が、今後も買い替えを継続していけば、それなりに安定するのかもしれないですが、ピークアウトしたということかも。
そもそもニッチな領域
そもそもロードバイクは特殊な自転車ですよね。とてもニッチです。
一般人からすると、なんであんなヘンなカッコして、いきがって乗ってんだと見られています。
しかも、ハンドルはドロップ、サドルは高い位置にあって、怖い…。
ママチャリに乗っている人は、よっぽどのことがない限り、そんなロードバイクに乗ろうとは思いません。
せいぜいクロスバイクですよね。
もともと、マーケットの拡大には限界がある趣味なのかも。
価格が高すぎる
材料費の高騰もあって、価格があまりにも高くなり過ぎましたね。
たかがチャリになぜ、何十万円も出さないといけないのか…。
もちろん、トップモデルの高級車の価格が目立って高いわけですが、エントリーモデルやミドルモデルもそれなりに上がっているので、興味がある人もなかなか手が出なくなったというのはありますよね。
トレックなど、一部値下げをしている自転車もありますが、しばらくは上がってしまったままではないかと。劇的に下がるとはなさそうな…。
高級化路線
メーカーの意向もありますが、やたら高級化路線になってますよね。
高い自転車を売ったほうが儲かるので、経済合理性ではあるのですが。だんだん遠いところにいってしまった感じです。
それに加えて、フレームの素材もカーボンが中心、コンポのグレードも良くなり、ディスクブレーキ化などなど。
ロードバイク自体が進化している表れでもあり、それに伴って買い替え需要も生まれるのですが、先立つものはおカネです。
リムブレーキに乗っている人や、アルミやクロモリに乗っている人が希少価値になってきてますよね。
しかもやたら速さを追求するあまり、レース志向のバイクの高級化が加速しています。
もっと気楽に乗れる乗り物のイメージにならないと、乗り手は増えないでしょう。
給料が上がらない
これは日本経済の根本的な問題になりますが、価格は上がっているのに、手元の給料は上がっていない。
ようやく賃金を上げようというムードにはなってきていますが、2023年の実質賃金は低下しています。
これまでデフレと言いながら、クルマとか家電とか、もちろんロードバイクも価格は上がっているわけです。
もちろん性能アップも図られているのですが、小手先の余計な機能もあるわけでして。
昔は軽自動車は100万円以下だったのが、今は200万円以上です。
自分はスカイライン乗りでしたが、35年前当時は300万円で購入できたのに、今は倍くらいします。
要は簡単にはいいモノは買えなくなっているのです。
日本の文化に合っていない、所詮はヨーロッパ
ロードバイクはやはりヨーロッパのスポーツなんですよね。
日本人にはなんかフィットしない。狭い道路事情もあります。
特にロードバイクなんかは、一般道のクルマからは邪魔者扱いです。
移動手段としてロードバイクを使用する習慣がありません。自分もそうなんですけれど…。
もっと気楽にロードバイクに乗って移動するようにならないと普及しないですよね。
国産有力ブランドがない
国内にはブリジストンのアンカーがありますが、ロードバイクの世界ではメジャーではないですよね。
ジャイアント、スペシャライズド、トレックのような大ブランドがありません。
そもそも日本目線・日本向けには作られていないのです。
売れる主力マーケットの欧米向けです。
正直、日本のロードバイクマーケットを真剣に考えている会社や団体なんてないですよね。
期待もされていなし、コントロールなんて全くない気がします。
強いプロレーサーがいない
日本人で三大ツールやモニュメントで、トップを走れるレーサーは皆無です。
別府さんや新城選手など、世界を股に活躍するレーサーもいますが、メジャーではありません。
優勝争いができる、ビッグタイトルを獲れるレーサーが出てくれば、もっと注目されるかもしれないですが。
これからも、かなり厳しいでしょうね。
小さい頃から、ヨーロッパで生活してロードバイクに乗って、化け物のような肺、脚がないと。
ワールドチームへの登竜門であるU23のツール・ド・ラヴニールに日本代表も出場していますが、完走するのも厳しいレースです。
総合24位になってEFエデュケーションと契約した留目選手には頑張ってほしいですね。
3.どうしたら人気が出るのか
すべては、上記の理由を反証すればいいのかもしれないですが。
とにかく、価格を抑えて、安心して気楽に乗れるロードバイクをエントリーモデルとミドルクラスにも設定。
価格帯は10万円から30万円の範囲で、それなりのロードバイクが購入できるようにすることです。
高価格のトップモデルを購入するのは一握りの方々。
目線を少し下げてやらないと。
自分もそうなんですが、とにかく高価なほうに目線が上がってしまっています。
メーカーからすると高いロードバイクを売りたいのはわかりますが、エントリーとミドルにお得モデルを設置して、しっかりそれを宣伝してファン作りをすべきと思います。
欧米ではそれがされているのかもしれませんね。日本にはないモデルもあるようです。
少なくとも日本では、ファン作りのための設定はされていない気がします。
やっぱり自転車文化がまだ根付いていないですよね。ママチャリは元気ですけど。
あとは、高いモノが買える経済環境に変わらないと…。給料のアップがないとですよね。
日本の会社はとにかくコスト削減、人件費削減、人財への投資をしないという悪循環になっています。
利益は内部留保、借入はしないわ、投資もしないわ、これが失われた30年ですよね。
最近はやっと賃上げムードになってきているので、購入意欲が高まっていくことに期待です。
4.まとめ
私のような者が憂いても仕方ないのですが、もう少しロードバイクの認知度が上がればとは思います。
自分が趣味として楽しめればそれが一番なんですけどね。
少しでもロードバイクに乗る楽しさをわかってもらえたらいいなあと思いながら、今年もブログを細々とではありますが、頑張っていきます。
アラカンのおっさんでも十分楽しめるということを。
よろしくお願いします。
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