1.最近の自転車、ロードバイク事故
皆さん、こんにちは!チャリダーMです。
紅葉シーズン到来で、ロードバイクでお出かけになるかたも多いと思います。当然、クルマの交通量も増加するので、一般道の事故リスクも上がります。
ロードバイクで走りやすい季節でもあり、サイクリングロードも混雑するところもあるのではないでしょうか。
最近、自転車、ロードバイクの事故報道が多くなっています。身につまされるものもあり、気持ちが落ちますね。
特にロードバイクはスピードが出るのでリスク量はやっぱり高くならざるをえないです。
あらためて自分の趣味がハイリスクな乗り物であること、いかにリスクを減らすことを心がけて乗ることが大切かを痛感しているところです。
最近の主な事故は、皆さんもご存知かと思いますが、自分が気になった、記憶している報道は3つあります。
まずは、事故に遭われて亡くなられたかたのご冥福と怪我をされたかたの早期回復を祈るばかりです。ご家族や関係者のお気持ちを察するとなんとも言えません。
①自転車同士が衝突、転倒した男性死亡。千葉市花見川のサイクリングコースで
千葉市花見川区犢橋町の花見川沿いのサイクリングコースで18日午後1時45分ごろ、習志野市津田沼1の建設業、兼行建一さん(66)が乗っていた自転車と同区の男性会社員(40)の自転車がすれ違いざまに衝突した。兼行さんは転倒して頭などを打ち、搬送先の病院で死亡が確認された。千葉北署で詳しい事故原因を調べている。 同署によると、自転車の右ハンドル同士がぶつかり、2人とも進行方向の左側に倒れた。兼行さんが歩行者をよけた後に接触したとみられる。兼行さんはヘルメットをかぶっていなかったという。 男性会社員も転倒したが、けがはなかった。自転車はいずれもスポーツタイプだった。目撃者が110番通報した。現場は見通しの良い幅員2・9メートルの直線。 同署の担当者は「スピードを出しすぎず、ヘルメットをかぶって自転車に乗って。歩行者にも注意して運転してほしい」と呼び掛けた。
千葉日報より転載しています
②サイクリングの自転車転倒、後続7台が巻き込まれ、8人重軽傷。土浦・専用道「つくば霞ケ浦りんりんロード」仲間13人で走行中
3日午前9時50分ごろ、土浦市上坂田の自転車専用道「つくば霞ケ浦りんりんロード」で、サイクリングをしていた13人のうち、1人の自転車が転倒、それを避けようとハンドルを切ったり、ブレーキをかけたりした後続の7人の自転車もスリップして転倒し、計8人がそれぞれ重軽傷を負った。土浦署が転倒した人や原因を調べている。 脳内出血や腰の骨を折るなどの重傷を負ったのは、つくば市、会社役員、男性(55)ら50代から70代の男性4人。午前10時ごろ、消防から同署へ「りんりんロードで自転車が転倒し、けが人が複数いる」と通報があり、事故が発覚した。 同署によると、13人はサイクリング仲間で、霞ケ浦総合公園から筑波山方面へ走行していた。現場はアスファルト舗装された自転車専用の直線道路で、事故発生当時、道路は少し湿った状態だったという。
茨木新聞より転載しています
③自転車配達に係る事故も、結構発生しています。コロナ禍で宅配ニーズが増えているので、事故増加が想定されます。
今年5月には、配達員の大学生が交差点で左からきた軽自動車と出合い頭に衝突して死亡しています。外国人の配達員が首都高速を走行などの事件もありましたね。
今日の新聞には、仕事で自転車に乗っている人による事故が昨年より増えてより、特に歩行者にぶつかった事故が、今年は急増しているとの記事もあります。
2.事故の原因
記事から推測される事故の原因は次のとおりです。あくまでも報道事実から考えられる原因を並べているだけで真実はわかりませんが。
①の事故
- スピードの出し過ぎ
- 歩行者への注意不足
- ヘルメットの非着用
②の事故
- 自転車の車間距離(トレイン)・スピードがどの程度だったのか
- ウェットな路面状況(現場はカラー舗装だった模様)
③の事故
- 自動車が走る一般道における交通ルールが守れているか
- 自転車が歩道を走るときの交通ルールが守れているか
ここでは、事故原因と思われるキーワードだけを並べるだけにとどめます。
3.まとめ
事故リスクを減らすには、まずは自分が守るべきことをやることしかありません。自分の身は自分が守ることです。過去ブログでも書いた自転車安全利用5原則というものがあります。
- 自転車は車道が原則、歩道は例外
- 車道の左側を通行
- 歩道は歩行者優先で、車道寄りを徐行
- 安全ルールを守る
- 子供はヘルメットを着用
自分の技量を過信せず、安全を意識することから始まります。常に先のリスクを想定しながら乗ることが大切です。
- 歩行者の横を通り抜けるときは、歩行者がふらふらするかもしれない
- 左からクルマが飛び出してくるかもしれない
- 渋滞中のクルマの車間から人やクルマが出てくるかもしれない
- …
この「かもしれない」を常に考えながら走行するだけでも、少しはリスクを減らすことはできそうです。
- スピードを出すべきではない場面では、スピードを落とす
- 車間距離をとるべき場面では、前の自転車との距離をあける
- 路面状況には十分気をつける
- …
そんなこと言ってたら、せっかくのロードバイクの楽しみがなくなっちゃうじゃないかという声もあろうかと思います。
ただ、万が一のことがあったら、その後はもう楽しめなくなるのだということを肝に銘じておく必要があります。
少なくとも、リスクが想定される場面では、対処したほうが、あとあと幸せでいられるということです。
ただ、自分が交通ルールを守っていても、他者がルールを守らないことによって、被害を受けることもあります。
最後にスポーツ系の自転車に乗るかたは、ヘルメットは絶対必要です。本当はママチャリでも、被ったほうがよいのですが。
もしものときのダメージを少なくするには、ヘルメットだけが最低限の鎧になります。必ず着けましょう。
なんだか今回は暗い話になってしまいまして恐縮です。みなさん、楽しい紅葉ライドを!自分も気をつけないと…気持ちを引き締めていきましょう。
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