1.カスタマイズの目的~考え方~
皆さん、こんにちは!チャリダーMです。
今回は、絶対に自己満足できるロードバイクの7つのパーツのカスタマイズの方法と順番についてとなります。
これまで、トレックの2台のロードバイク、マドン4.7、エモンダSL6と乗り継いできましたが、ノーマルの状態のままではなく、さまざまなパーツをカスタマイズしてきました。
ここらへんは以下のブログをご覧ください。
今回は、自分のカスタマイズの歴史や経緯、考え方、期待できる効果などについてご紹介していきます。
ロードバイクを最初に買うときは、まず「完成車」で購入する方がほとんどだと思います。メーカーがコストの範囲内でパーツを選択して組み立てられたノーマルなロードバイクになります。
ノーマルな状態でも、初めてのロードバイクであれば、その衝撃体験に感動して、しばらくは大満足の世界に陶酔していることができます。
しかし、徐々に上のレベルを求め始めて、各パーツを自分好みに選択しカスタマイズしながら、オンリーワンの愛車を作り上げていくことに対して、もう我慢ができなくなってくるのです。
それでは、なにを基準にカスタマイズしていくのか、カスタマイズにはまっていく理由や目的について、自分の経験から考察してまとめてみました。
①機能性のアップ
まずは、楽に速く走れるようになりたい、快適なロングライドを過ごしたいな。こういった願望をかなえるために、より機能性の高いパーツに交換したくなるのです。
②軽量化
快適性とは表裏の関係にはなりますが、重力の法則からも、自分の体重とともに、ロードバイクも軽くするほうが楽に走れます。特に坂では軽量化することで、効果が顕著に得られやすくなります。
③見た目
ノーマルの姿が気に入っていても、だんだんともっとカッコよくみせたい、見てほしいという欲望が強くなってきます。見た目を変えることで新鮮な感動を味わうために、カラーやデザインにもこだわるようになります。
2.目的に沿ったカスタマイズの方法・順番
(1)目的の明確化による方法・順番の決定
それでは、どのような方法・順番でカスタマイズしていけばよいのか。これには正解はありません。要は自己満足の世界ですから。
自分がカスタマイズする目的を明確にすることが一番大切です。その目的に沿って、どこのパーツを交換していくのかを決めていけばよいのです。
順番は、パーツの交換によるインパクトの大小はあるので、大から始めるのが、カスタマイズの成果を実感することができます。
また、ロードバイクをカスタマイズしていくなかで、行きつけの店長からも言われたことなのですが、一気に変えるのではなく、一つずつ、ゆっくりと味わいながら交換していくことです。
一気に変えてしまっては、どこのパーツを変えたらこうなったとかの効果もわかりにくくなりますし、楽しみや感動はなるべくあとに残しておくほうが、ゆっくり味わうことができますよね。
(2)自分のカスタマイズ事例~7つのパーツ~
店長のご指導を受けながら、自分がカスタマイズしてきた目的とパーツの交換方法と順番をご紹介しましょう。
カスタマイズの目的は、上記の①機能性のアップに重きを置き、合わせて②軽量化を図って、快適に速くライドできるようにすることです。
なお、自分の場合は、トレックの正規販売店での購入となりますので、カスタマイズパーツもどうしてもトレック(ボントレガー)からの選択が中心になってしまいました。
各パーツのカスタマイズやアクセサリーの一覧は下記ページにまとめてありますので参考にしてください。
①タイヤ
直接、地面と接するのがタイヤになります。ステレオコンポのスピーカーから出る音と同様に、タイヤが走り味に与える影響は極めて大きいです。
ノーマルに付いている重いタイヤをまずは軽くすることが一番走りの効果を感じることができます。それに乗り心地のよい、転がり抵抗の少ないタイヤを選ぶことで、走りがガラッと変化します。
好みにもよりますが、自分は滑らかさを重視しています。丈夫さとは相反する要素にはなりますが、このバランス感がとれているものがベストチョイスです。
またカラータイヤ、デザイン性の高いタイヤを選ぶことで、ロードバイクのイメージも大きく変えることが可能です。
自分はノーマルからボントレガーR3(旧)、シュワルベワンなどに変更後、現在はボントレガーR4を使用中です。
下記ブログも参考にしてください。
自転車のタイヤはステレオコンポのスピーカーと同じです!ボントレガーR4は滑らかな走りを聴かせてくれます
②チューブ
タイヤと合わせて交換したのがチューブです。ノーマルは丈夫ですが重いチューブが入っています。これを軽量のチューブに変えることで走りが軽く感じられるはずです。
一番安価で乗り心地を変えることができるのは、このチューブかもしれません。チューブレスやチューブラーを使用されている方には関係ないモノになってしまいましたが。
自分は、最初にパナレーサーのR’AIRを薦められました。とてもマイルドな乗り味になります。ただし当り外れが多いのが難点です。現在は、軽さ・滑らかさと丈夫さのバランスからボントレガーのライトウェイトチューブを使用中です。
③ホイール
タイヤを履かせるホイールは、カスタマイズのなかで一番、根本的な走りの違いを実感できるパーツかもしれません。
ノーマルに付いているホイールは基本的に重たい鉄下駄です。これを上位グレードに変更するだけでも、400g~500gの軽量化を一気に図ることができます。
踏み出しの軽さ、転がりのよさなど、別のロードバイクに乗り換えたのではないかという錯感を感じるほどです。
また性能面だけではなく、リムハイトの高い、デザイン性の高いホイールを選択することで、見た目を大きく一変させることもできます。
自分はボントレガーのアルミの最上位グレードに変更することで、タイヤとの相乗効果もあり、軽快感と滑るように転がっていく感覚を味わうことができています。次はカーボンホイールを検討中です。
下記ブログも参考にしてください。
④ペダル
直接身体と接するパーツには3つの○○ルがあります。そのなかで自転車に動力を伝達するパーツはペダルです。
最初はかなり小さめのタイオガのフラットペダルをつけていたのですが、やはりビンディングペダルに切り替えました。専用シューズとペダルを固定することで、引き足の効果を実感できるようになります。
スピードを出しやすくなり、脚の筋肉の使い方やペダリング・スキルの向上により、ロングライド時の疲労も軽減することができます。
ペダルの脱着には慣れが必要ですが、早い段階で交換することをお薦めします。自分は恐怖感と、安全を優先するあまり交換するのが遅くなってしまったのですが。
下記ブログも参考にしてください。
⑤サドル
直接身体と接するパーツの3つの○○ルのなかで、一番体重をのせるのはサドルです。それだけ座り心地が重要になります。
スタンダードな形から中央に穴が開いているモデル、いろいろなデザインやカラーがあるので、個性を主張できるパーツでもありますが、なんといってもお尻ちゃんが痛くならないサドルでなくては意味がありません。
そういう意味では自分が座るポジショニングに合わせる必要性もあり、選択することがなかなか難しいパーツです。暫く座ってみないと自分に合っているかどうかの判別もわからない点もあります。
自分はなるべく奇をてらわないシンプルなデザイン(中央に穴かは開いていますが)、軽量なモデルにしました。おかげさまで、お尻ちゃんの悩みは今のところありません。
下記ブログも参考にして覧ください。
⑥ハンドル
最後の○○ルはハンドルです。身体を手で支え、ロードバイクの操縦をするパーツになります。ノーマルは重たい頑丈なハンドルがついています。
ハンドルはステムと合わせて、ライドポジションを決める重要なパーツとなりますが、最初に店長に位置を調整してもらったあとは、あまり気にしていません。本当は奥の深いパーツなのだと思います。
自分の場合は軽量化と振動吸収性を高めたいという観点から、カーボンハンドルに交換しました。振動吸収性はバーテープの効果も大きいのかもしれないと感じています。
下記ブログも参考にしてください。
⑦ハンドルバーテープ
バーテープは、ハンドルを握るときに直接手が接するアクセサリーです。そういう意味では一番敏感にデザインや素材の感覚が伝わってくる部分です。
自分の手の感触に合っている、カラーも含め自分の個性を出したいテープに変えればよいと思います。比較的安価にロードバイク全体のイメージを大きく変えることが可能です。
以前はゲルコルクを使用していました。ベトベト感がなく握りやすい一方、振動は伝わりやすいです。
今は振動吸収性のよいクッション性が高く、滑りにくいテープです。これはエモンダSL6のノーマル仕様ですが、ロングライドにはこちらのほうが楽ですね。
3.まとめ~カスタマイズ成功の秘訣は自己満足の連続~
以上、カスタマイズについてご紹介してきました。各パーツとも自分の好みに合わせてそれぞれ目的があり、方法・順番があるのです。
各パーツの選択には正解などなく、自分の目的を達成し満足できれば大成功です。その効果を味わうことで感動体験を得ることができるのです。その繰り返しをゆっくりと、一つずつ味わっていきましょう。
カスタマイズ後は、変えてよかったという満足感に浸ることができます。後悔などあろうはずがありません。逆にカスタマイズを思い立ったら、もうその感情は止まらないのです。
一つカスタマイズが終わったら、そのうちまたカスタマイズしたくなってくるのです。本当に楽しいですね、ロードバイクは。諭吉も飛んでいきますが…。
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