1.ピレリからTPUチューブ
皆さん、こんにちは!チャリダーMです。
今回は、ピレリからまたまた魅力的な新製品が登場しましたので、紹介します。クリンチャー用のインナーチューブで、その名はスマートチューブ(SMARTUBE)。
素材は、ブチルでもラテックスでもないTPU、熱可塑性ポリウレタン。チューボリートと同じ素材です。
ピレリによると、従来のブチル比最大70%の重量削減、省スペースで50%削減とうたっています。名前のとおりですね。
しかも耐パンク性能は2倍に向上しているとのこと。なんか凄いですよ、このチューブ。
ホイールのリム周りの軽量化は、ヒルクライムや加速時の応答性のアップにつながりますので、チューブの軽量化は大歓迎です。
2.カーボンクリンチャーも使用可
そしてなにより驚きは、このTPUのチューブが、カーボンクリンチャーのリムブレーキに使用できることです。
リムブレーキ使用可との宣伝表示があったので、購入前に念のため販売元のカワシマサイクルさんに確認をとってみました。
なんと、カーボンクリンチャーも大丈夫です、との回答。
この素材は熱に弱いため、カーボンリムで使えるどうかは疑問だったのですが…。やりますね、ピレリ。
購入したのは、ロードバイク用のP ZERO SMARTUBE。どうも、このP ZEROがつくと購入意欲がわいてしまう自分がいます。
重量は、60mmで35g。超軽量です。現在のボントレガーのライトウェイトチューブが65gなので、前後で▲60gの軽量化になります。これは大きいですよ。
色は鮮やかなイエローで、バルブはブラックです。チューボリートのオレンジに対抗といったところでしょうか。
TPU先発のチューボリートのチューブは、ディスク・リムブレーキ兼用で42mmで38g、60mmで39g。
熱対策のため、ディスク専用の42mmの23g、60mmの24gよりは重くなっています。
乗り心地は高評価のインプレが多いようですが、バルブが弱いとの評価もあり、当たりハズレがあるのかもしれません。
パッケージされたサイズが小さいので、持ち運びも便利ですね。今手持ちのパナレーサーのR`AIRと比較してもかなり可愛い感じです。
下の写真では、あまり大きさが変わらないように見えますが、実際はピレリのチューブはかなりゆるゆるの状態なので、もっと圧縮できます。
R`AIRも、乗り心地がかなりしなやかになるので、一時期はかなり使っていましたが、パンクが続いて、今のボントレガーのライトウェイトに変更した経緯があります。
チューブは大量生産品なので、どうしても製品にバラつきがあります。数が増えれば不良品も増えるので、ある程度の当たりハズレは我慢が必要ですが、パンクの頻度によりますよね。
3.まとめ
とても魅力的なチューブです。それが大御所のピレリから出てきたところに、やる気を感じますし、製品の信頼性もあるのではとの期待感。
ただし、お高いです。飲み代1回分あまり。いや前後で飲み代2回分です。でも今はコロナで飲み屋に行っていないので、なんとかなるかー。
ということで、思い切って手に入れてみました。最近、思い切りが良すぎて困ってます。
早く使ってみたいチューブです。TPUは硬いというインプレ記事もみかけますが、乗り心地はどうなんでしょう。気になるところです。
チューブは乗り心地に大きな影響がありますので。自分で確かめてみないとなんとも言えません。
試してみる価値はある製品ですね。インプレはまたあらためて紹介します。
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