鉄下駄ホイールの次は軽量アルミとカーボンのどちらを選ぶべきか?

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1.久しぶりにアルミを使用

皆さん、こんにちは!チャリダーMです。

今回はホイールについてまとめてみました。ずばり、アルミVSカーボン。ホイールについては結構悩まれている方も多いと思います。

エントリーモデルの場合は、大抵鉄下駄と言われる重たいアルミホイールが装備されています。次はそろそろ軽いホイールにカスタマイズしようかと。

そうすると、軽量アルミホイールにするのか、一気にカーボンホイールに替えてしまうのかで悩みますよね。

私の場合は、いったん軽量アルミに替えて、今年6月に思い切って念願のカーボンに替えました。やっぱり、いろいろな面で両者は違います。

最近、5か月振りにアルミに乗ってみて、カーボンとの差を明確に感じることができたので、参考までに紹介するものです。過去記事も参考まで。

最初にお断りしておきますが、リムブレーキモデル前提のお話となります。

2.アルミとカーボンの相対比較

素材特性の相対比較

アルミとカーボンについて、いろいろな観点から相対比較をしていきます。

まずは素材特性の相対単純比較です。

項目アルミカーボン
軽さ重い軽い
剛性低い高い
耐久性強い弱い
耐熱性強い(放熱性が高い)弱い(放熱性が低い)
放熱性高い低い
価格安い高い

(ディスクブレーキの場合は、カーボンの耐熱性や放熱性の弱点は解消されます。)

ホイール構造の相対比較

続いて素材特性が要因となるホイールの構造の相対単純比較です

項目アルミカーボン
リムハイト低い
重いので高くできない
高い
軽いので高くできる
スポーク長い
リムハイトが低い
短い
リムハイトを高くできる
エアロ低い
リムハイトが低い
高い
リムハイトを高くできる
ルックス普通良い

乗り心地の相対比較

続いて素材特性およびホイールの構造が要因となる乗り心地の相対単純比較です。

項目アルミカーボン
振動吸収性高い低い
転がり普通高い
スピード普通出る
ブレーキの効き強い
音が出ない
弱い(特に下り)
音が出る(キュルキュル)

(ディスクの場合は、ブレーキの効きはアルミ、カーボンとも同じ条件になります。)

3.実際のホイール相対比較

私が使用しているホイールは、ボントレガーの最軽量ホイールパラダイムエリートとカーボンはミドルグレードのアイオロスプロ3です。

まずはまた比較表です(過去記事より)。

項目パラダイム
エリート
アイオロスプロ3比較コメント
リムハイト21mm35mm+14mm
内幅19.5mm19.5mm同じ
外幅25mm27mm+2mm
重量1,490g1,506g+16g
うちフロント655g656g+1g
うちリア835g850g+15g
ハブDT Swiss
36Tスターラチェット
ボントレガー
ラチェット3つ爪DT Swiss OEM
パラダイムエリートのほうがランクは上
スポークDT Swiss エアロライトDT Swiss エアロライト同じ
チューブレスレディ同じ
エアロ形状空気抵抗軽減のため絞り込んだ形状XXX同様の丸みを帯びた形状アイオロスプロ3のほうが上
値段(税抜き)111,200円184,000円+72,800円
うちフロント51,000円84,000円+33,000円
うちリア60,200円100,000円+40,200円
  • カーボンのリムハイトは14mmアップするも、重量は+16gとほぼ変わらず
  • ハブはパラダイムエリートの方がランク的には上
  • カーボンの素材分だけ金額アップする代わりに、ちょっとエアロ化できるイメージでしょうか

パラダイムエリートのインプレ記事はこちらです。

アイオロスプロ3のインプレ記事はことらです。

4.インプレッション

ハブやタイヤの条件は違いますが、5か月振りにアルミの乗った印象をカーボンと比較しました。

  • 振動吸収性はアルミのほうが良い。タイヤが路面に吸いつくシルキーな感覚で走れる。カーボンに慣れたあとにアルミに替えると結構衝撃的な印象
  • アルミのようなたわみがない分、カーボンは少し硬さを感じる
  • 重量は変わらないので出足は互角
  • スピードの乗りや加速は明らかにカーボンに軍配。リムハイトが高い分、エアロ効果は絶大で軽快感が強い
  • ブレーキの効きはアルミに軍配。特に下りは気を遣わない。カーボンはブレーキングに気を遣う必要あり。ただし、カーボンのキュルキュル音は慣れると逆に気分が上がる

5.2本目は軽量アルミとカーボンのどちらを買うか

イメージや見た目でカーボンのほうが軽量アルミより優れている感覚があるかもしれませんが、決してそんなことはないです。それぞれの良さがあります。

それでは、鉄下駄から2本目はどちらを選んだほうが幸せになれるのか。難しい問題です。最近のエントリーモデルのホイールは前後輪で2kg程度でしょうか(リムの場合)。

500g程度の軽量化を図るために、1,500g前後までのホイールにすると、随分走りが変わるはずです。自分もそうでした。

私は、軽量アルミを選択しました。行きつけの店長から言われたのは、とにかく丈夫だし、取り扱いが楽だということです。

ちょうどボントレガーにはトレック乗りには評判の高いパラダイムエリートがありましたので。実際、なかなかいいですよ。

そして、今年やっとカーボンを購入した次第です。これも大満足です。ボントレガーのミドルグレードにはなりますが、結構力強く回ります。

結論は両方持っておいたら。ちょっと無責任でしょうか。

私の場合はロードバイクが2台あるので、軽量アルミは街乗り用、場合によっては輪行、カーボンは通常のライドとして使い分ける計画です。

リムブレーキなので、1台をアルミとカーボンを使い分けるのは、ブレーキシューの交換や調整が面倒なので、そこまではやりたくないかな。

結局、昔のマドンはアルミ、今のエモンダはカーボンということで運用することにしました。

ディスクの知識があまりなくて、よくわからないのですが、ディスクの場合は、1台で使い分けができるのかな。

もしできるのであれば、なおさらアルミとカーボンの両方を1台で使い分けることができるので、面白いと思います。

有名ブランドの定番となっている軽量アルミは評価も高いホイールがありますよね。乗ったことがないのでコメントは差し控えますが。

カーボンは、中華系の安いカーボンもありますが、やはり定番の有名ブランドを購入するほうが安心できるのではないでしょうか。間違いがないと思います。

6.まとめ

最後に、もし、アルミとカーボンどちらかの選択しかないということなら、ミドルハイトのカーボンをお薦めします。

それはある程度オールラウンドで使えること、見栄えも相当よくなるからです。カッコよくなることで、モチベーションも上がります。

ただし、50mm以上のハイトがあるカーボンは、技術のない方やお山が好きな方には、あまりお薦めしません。

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