ピレリの新作クリンチャー P ZERO RACE CLASSICをファーストインプレ!

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1.フリマでゲット

皆さん、こんにちは!チャリダーMです。

今回は、おNEWタイヤをゲットしたお話です。念願のピレリ P ZERO RACEを手に入れることができました。

4月に入ってから、ようやく日本でもこの新作クリンチャーの発表が始まっていますが、まだあまり出回っていないのか、アマゾンでもまだ発売されていません。

唯一、Yahoo!ショッピングのとあるお店で注文したものの、納期未定の欠品…。

気を取り直して、フリマで探してみると、クラシックが売りに出ていたので、値段が高いことはもう忘れてポチってしまいました。

これまでアメイロのタイヤは使ったことはないのですが、サイドウォールが銅色のクラシックは、いつもとは違った雰囲気がありますね。

2.新作の特長

自分にとってはゼロベロの出来があまりにも良かったので、ゼロベロの進化版にあたるこのゼロレースに対する期待はかなり大きいものがありました。

昨年に、チューブレスモデルでゼロレースを発表しているので、クリンチャーバージョンが出るのを本当に楽しみにしていたのです。

2020年からはトレックセガフレードにもタイヤを供給しているので、なんか自分もピレリよね、という訳わからん理由もありまして。

ゼロベロは、GP5000というロードバイク界に君臨する王道のタイヤにもひけをとらない、別の持ち味があると感じています。

今回はスマートエボコンパウンドとテックベルトという新しい技術を導入していますが、ここらへんの詳細はサイトをご覧ください。

オールラウンドモデルとしては、ゼロロードも発売されています。

重量

24C26C28C30C
ゼロレース205g225g245g
ゼロロード215g235g255g

23C25C28C
ゼロベロ195g210g230g
GP5000200g225g240g

公称値は26Cで205gですが、実測は、215gと220g。ゼロベロとGP5000と大きくは変わらないので、軽さのアドバンテージはそれほどはないですね。

まあ許容範囲かもしれませんが、やっぱり軽さに魅力があるので、もう少し頑張ってほしいところではあります。

感触

トレッド面は、GP5000ほどの厚さはありません。ゼロベロとは同じくらいでしょうか。ただし、かなりサイド面まで厚さがあるようには感じます。

ペラペラではありませんが、分厚い感覚はないので、耐パンク性能はどれほどなんでしょうね。これは時間が経ってみないとわかりません。

全体的に、GP5000よりは柔らかいのですが、ゼロベロよりは少し硬くなった印象です。科学的データは全くないのですが。

ゼロベロよりもタイヤを嵌めるのも、少し硬いですね。GP5000とあまり変わらないかもしれません。ただし素手で嵌めて外せるレベルではあります。

購入したサイズは、26C。とうとう25Cを超えてしまった。それにしても太くなりましたね。リムのワイド化も進んでいるので、タイヤのサイズも太くなります。

推奨空気圧

ロードバイクのタイヤで空気圧の調整はものすごく大事ですが、このタイヤでは体重別に推奨空気圧が提示されています。

ライディングスタイルに合わせて、空気圧の上げ下げの微調整も案内されているのは、とても親切ですね。ピレリのやる気を感じます。

また、このタイヤは新ETRTO規格に基づき19Cリムを基準に開発されているとのこと。以下は、26Cのタイヤ、リムワイド19Cの場合の推奨空気圧となります。

ライダーの体重推奨空気圧
~55kg6.3bar
56~62kg6.6bar
63~69kg6.9bar
70~76kg7.3bar
77~84kg7.6bar
85kg~8bar

リムワイドの調整はこちらです。

リムワイド17C前後輪とも+0.3bar
リムワイド21C前後輪とも-0.3bar

乗り方の調整はこちらです。

COMFORT前輪を-0.3bar
AGGRESSIVE前後輪とも推奨空気圧
WET AND/OR COLD前後輪とも-0.3bar

3.ファーストインプレッション

乗り味

リムワイド19C、体重73kgの推奨空気圧に従って、7.3bar。COMFORTを選択し、前輪は7.0barにセット。

いつもどおりの荒れた農道あり、きれいな舗装道路ありのホームコースで試し乗りです。平坦50km程度のファーストインプレなので参考程度にしてください。

ゼロベロで気にっていたのは、しなやかな路面追随性がもたらす快適性。ゼロレースの最初の印象は、路面追随性の良さは変わりませんが、少し硬いなー、重いなー。

直前までGP5000にしていたのですが。GP5000とは違った感覚でゴツゴツをそれなりに拾いますね。

ゼロベロはもっとしなやかな感じがあったのですが、ゼロベロよりは明らかにゴツゴツ感があります。

転がり感はいいように感じますが、GP5000ほどのかっとび感はないような…。ハンドルの反応はかなりクイックですね。

GP5000やゼロベロに最初に乗ったときの衝撃的な感動は正直あまりないです。なんとなくGP5000とゼロベロの中間になってしまったような。

GP5000の滑走感、ゼロベロの少しモチっとしたしなやかさの間、いいとこ取りを狙ったのでしょうか。

ちょっと中途半端な気もするのですが。GP5000のコンパウンドを意識したのかもしれません。なかなか難しいですね。

推奨空気圧で試しましたが、ゴツゴツ感じるのは空気圧が高い可能性もあります。次回は0.3bar~0.5bar程度落として試してみようかな。

外見

最近のトレンドらしいケーシングが見えるパラサイドのサイドウォールです。ブラウン色になって、ネオクラシックな雰囲気になりました。

ブラックの締まり感はありませんが、これはこれでフレームの色とも合っている感じですね。まあオシャレなんでしょうね。

4.まとめ

少し辛口になってしまいました。かなりの期待感をもっていたので、ちょっと期待が大きすぎたかもしれません。

GP5000、ゼロベロの出来が良すぎるので、これらのタイヤを大きく超えていくのはやっぱり大変ですね。

ダメなタイヤということでは決してありません。ロードバイクのタイヤは相反する要素を高次元にバランスさせなければなりません。

グリップ、快適性、耐パンク性、軽さなどをバランスよくまとまめたタイヤがオールラウンド系のタイヤになります。

このバランス感のどこに重きを置くかは、個人の好みにもよります。自分はどちらかといえば快適性に重きを置いているので、あまりゴツゴツを感じたくはないのです。

ゼロベロがさりげなく気持ちよく速く走ることができる印象があまりにも強いので、少し違和感があるのかもしれません。

あとは空気圧の設定がシビアかもしれませんね。GP5000、ゼロベロもそうですが、高めに設定すると快適性が一気に落ちますので。

次回は、空気圧を下げてロングライドでどのように変化するのかをインプレします。

しばらくはこのタイヤで様子をみてみます。ほかの方のインプレが出ていないのですが、どういう感じを持たれるのかも気になるところです。

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