1.タイヤ命
皆さん、こんにちは!チャリダーMです。
2022年は新しいタイヤが多く発売されて、タイヤ交換を予定されている方は、迷っている人も多いのではないでしょうか。
私はタイヤにはそれなりにお金を投入して、良さそうなタイヤを買っては気に入れば、そのまま履いての繰り返しです。
自分で試してみないと、なかなかわからない部分もありますし、雑誌などは提灯記事も多いので、あてにならないことも。
その人の体重や感性によっても、印象は大分違ってくるはずです。あまり感じない方もいるとは思いますが、タイヤによって乗り味は変化します。
自分に合ったタイヤを履けば、ロードバイクはそれなりに快適に楽しくなりますよ。
今回は、私がここ2年間で試してみたタイヤをいろいろ交換しながら、あらためて乗り味をまとめてみました。
なお検証にあたっては、最近乗っているコルサネクストやアジリストの印象が強くなるので、GP5000、P ZERO RACEも久しぶりに履いて再確認しています。
2.比較対決
(1)比較条件
それでは、アジリスト、GP5000、コルサネクスト、P ZERO RACEの比較です。
ブランドのグレード、耐久性、値段は考慮せず、純粋に乗り味で採点しています。
あくまでもガチ勢ではないゆるポタのおじさんが感じた主観になるので、ご参考程度にどうぞ。
乗車設定の条件は次のとおり。
乗車設定 | 条件 |
---|---|
天候 | ドライ(雨天は乗りません) |
ライダー | 58歳 178cm 74kg |
車体 | エモンダSL6(2020年) |
ホイール | アイオロスXXX4 1400g |
チューブ | 前輪:ボントレガーのライトウェイト65g 後輪:ピレリのSMARTUBE35g |
空気圧 | 前輪:6.2~6.5bar 後輪:6.5~6.8bar |
路面 | 一般道、農道(一部石畳)、荒川サイクリング道路、彩湖周回中心 |
加速感、巡行力、、コーナリング、乗り心地の各項目で点数を付けてみます。
比較項目 | 条件等 |
---|---|
加速感 | 踏み出しとその後の加速 |
巡行力 | 30km~35km中心、たまに40km以上 |
コーナリング | グリップ、安定感 |
乗り心地 | 快適性、振動吸収性 |
(番外)はめやすさ | 基本は素手 |
各項目の点数の基準(イメージ)は次のとおり。
点数 | 基準(イメージ) |
---|---|
5点 | 超感動 |
4点 | 感動 |
3点 | 普通 |
2点 | ダメ |
1点 | ダメダメ |
0点 | ありえない |
なお、加速感は踏み出しとその後の加速性に分けています。踏み出しは感動以上に0.5点、それ未満は0点としました。その後の加速性は4.5点を超感動の満点としています。
(2)比較結果
そして結果は…
冷静に点数化してみると、やっぱりこういう結果になってしまうのかという感じですね。
パナレーサー | コンチネンタル | ヴィットリア | ピレリ | |
---|---|---|---|---|
各5点 計20点満点 | アジリスト25C | GP500025C | コルサネクスト26C | P ZERO RACE26C |
重量 | 190g | 215g | 200g | 205g |
加速感5点 | 5 | 4.5 | 4 | 4 |
(踏み出し0.5点) | (0.5) | (0) | (0.5) | (0) |
(そのあと4.5点) | (4.5) | (4.5) | (3.5) | (4) |
巡航力5点 | 4.5 | 5 | 4 | 4.5 |
コーナリング5点 | 4.5 | 4.5 | 4 | 4 |
乗り心地5点 | 4 | 4 | 4.5 | 3 |
総合順位/点数 | ①/18点 | ①/18点 | ③/16.5点 | ④/15.5点 |
(番外) | ||||
はめやすさ5点 | 4 | 2 | 5 | 4 |
特徴的な項目の点数にマーカー
合計点では、新鋭国産アジリストと王様鉄板のGP5000が一番となりました。
アジリストは今年一番の収穫です。軽快な加速と機敏さで感動を与えてくれたタイヤ。パワーのないおじさんには合うのかも。クセのなさも強みですね。飽きがこないです。
GP5000は久しぶりに乗りましたが、これはやっぱり良いですね。一番古いタイヤなんですが、各項目で安定して総合力が高いということなんでしょう。とにかくパワフル。
ガチ勢ではなくても速さを体感できるアジリスト、ハイスピードでの巡航を楽しめるガチ勢はGP5000、そんなイメージです。
コルサネクストは乗り心地が良く、クセのない万能タイヤで普段使いには一番合っていそうです。もうちょっと試してみたい感じです。
P ZERO RACEはVELOを期待すると裏切られますが、バリバリのレーシングタイヤでハンドリングはかなりクイック。路面が良い道ではかなり速いですよ。
合計点よりも各タイヤの特長的なところを重視して選択しても、まったく問題ないレベルにあると思います。
レースに出る場合とかを考えれば、巡行性が高いGP5000やP ZERO RACE、ヒルクライムではアジリストの適性が高いのかもしれません。
(番外)でのはめやすさは、コルサネクストが一番。GP5000はやっぱりという感じでした。
(3)各タイヤの特徴
それぞれのタイヤの特徴を3ポイントずつのコメントにまとめてみました。過去のインプレ記事もつけてあります。
アジリスト
- オールラウンドで超イケてるタイヤ
- 軽量ゆえの踏み出しの軽さと機敏さ、そして一瞬の加速感が秀逸
- パワーのないライダーでもクセがなく気持ちよく走れる
GP5000
- 信者多数の最強オールラウンドタイヤ
- 一番古いのに、最新タイヤに負けない総合力の高さ
- とにかく力強さを感じながら走れる
コルサネクスト
- 普段使いに最適なクセのない万能タイヤ
- セカンドグレードの位置づけながら、ハイレベルなタイヤ
- 石畳での乗り心地がすこぶる良く、疲労感が少ない
P ZERO RACE
- バリバリのレーシングタイヤ
- 某タイヤ実験では、汎用な結果も、確実に速さを感じながら走れる
- 路面情報をしっかり感じさせてくれる(ゴツゴツも拾う)
3.まとめ
ということで、私の順位付けは忖度なく、①アジリスト、GP5000、②コルサネクスト、③P ZERO RACEです。
それでは、アジリストとGP5000のどちらを選ぶかというと、私レベルの感覚的にはアジリストになります。
とにかく、快適に気持ちよく走ることができるか、ロードバイクらしい加速感が味わえるかです。
もしかすると、もっと速く限界ギリギリで走る方は、GP5000なのかもしれませんね。
耐久性については、アジリストはパンクの書き込みがかなり多いのですが、私はまだ運よくなのか遭遇していません。
一番丈夫で長持ちしそうなのは、GP5000なのですが、パンクしたこともありますし。こればっかりは運不運もあるので。
あまり耐久性は重視していないので、ダメになったら交換する、それだけです。
あとは空気圧の設定で、かなり印象は変わってきますね。どのタイヤもシビアです。
空気圧は高くしないほうが幸せです。高くすると途端にゴツゴツ感が出て硬くなる印象を受けました。
そして、お次はいよいよ28Cにチャレンジするときかなと感じています。
このままいけば、まずはアジリスト28Cでしょうか。コルサネクスト28Cも興味ありです。
メーカーの方、提供していただけないでしょうか?無理か…
にほんブログ村
ロードバイクランキング