トレック新型のドマーネとマドン・エモンダのグレード比較から見えてくるものとは?

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1.新型ドマーネの憂鬱

皆さん、こんにちは!チャリダーMです。

トレックからマドンに続いて、新型ドマーネが発売されています。

性能的には、私レベルがあれこれ言うのもおこがましいのですが、軽量化されたことが一番大きいのではないでしょうか。

快適性をベースに速さとのバランスをとるのが、このドマーネの目指すところです。いくら快適でも鈍重では面白味がないですよね。

4代目は余計なギミックが省略されたことで、シンプルにもともとのコンセプトに立ち返ったような感じです。

それなりに速くて快適性も高い。それがドマーネなんです。オジサンにはとても魅力的なモデル。ジオメトリーもH2で体の硬いオジサンにはベストです。

Race Shop Limited(RSL)フレームの速さを優先したドマーネもありますが、これは別物ですね。

H1.5レースフィット、ダウンチューブストレージなどの拡張性を廃止し、タイヤクリアランスを35mmへ縮小されています。

以前も書いたのですが、還暦の記念にドマーネを購入しようかと計画している、いや、計画していたというほうが正確かも。

値段が高くなりすぎて、ちょっと引いてます…。

どうせなら、最後くらいは一番いいモデルで勝負するかと考えていたのですが、もはや勝負するレベルではなくなってしまった…。

2.2023年モデル比較

トレックのシマノをベースにした現行モデルの完成車を自分なりに整理してみました。

(1)マドン、エモンダ、ドマーネをグレードごとに値段比較

(単位:円)マドンエモンダドマーネ
SLR9(800)1,668,7001,593,9001,593,900
SLR7(800)1,305,7001,122,0001,183,600
SLR6(800)1,155,0001,072,5001,072,500
SL7(500)なし760,100なし
SL6(500)(2022年モデル)
657,800
(2022年モデル)
539,000(プロ)
444,000
579,700
SL5(500)なし(2022年モデル)
349,800
447,700
()内はOCLVカーボンの種類

(2)マドン、エモンダ、ドマーネをグレードごとに重量比較

(単位:kg)マドンエモンダドマーネ
SLR97.106.607.25
SLR77.487.377.89
SLR67.75非公表8.25
SL7なし7.80なし
SL68.748.03(プロ)
8.25
8.90
SL5なし9.158.93

(3)各グレードのコンポ、ホイールを比較

グレードコンポホイール
SLR9Dura-Ace Di2(マドン)
Aeolus RSL 51
(エモンダ、ドマーネ)
Aeolus RSL 37
SLR7Ultegra Di2(マドン)
Aeolus Pro 51
(エモンダ、ドマーネ)
Aeolus Pro 37
SLR6105 Di2(マドン)
Aeolus Pro 51
(エモンダ、ドマーネ)
Aeolus Pro 37
SL7Ultegra Di2(エモンダ)
Aeolus Pro 37
SL6Ultegra(マドン、エモンダ)
105 Di2(ドマーネ)
(マドン)
Aeolus Comp
(エモンダ)
Aeolus Elite 35
(ドマーネ)
Paradigm Comp 25
SL5105(エモンダ)
Affinity Disc
Paradigm SL
(ドマーネ)
Paradigm SL

(4)各グレードが装着しているホイール比較

(単位:g)フロントリアハブ
Aeolus RSL 516457651,410DT Swiss 240
Aeolus Pro 517258651,590DT Swiss 350 
Aeolus RSL 376007251,325DT Swiss 240
Aeolus Pro 376858201,505DT Swiss 350 
Aeolus Elite 357259401,6653爪ハブ

3.見えてくるもの

この比較から見えてくるものは何でしょう?

  • トップフレームのグレードは、105でもすべて100万以上の札束が必要
  • マドン、ドマーネが大幅に軽量化、軽さを重視する方向が見える
  • 各モデルで味付けを変えているが、エアロ化と快適性のバランスを重視

欲しいモノはすこぶる高い!

50万円を超えるSL6が安く見えてくる…。いや、錯覚ですよ、これは。

なのですが、トレックの進む方向性も見えてきて、ちょっと安心しているところもあります。

昔は軽さを追求、最近は快適性を追求していましたが、ここにきてバランスをとる方向になっています。

エモンダは昔は軽量化一辺倒でした。その後少し重くなってから、最近はエアロ化を図っています。

マドンとドマーネはIsospeedで快適性を重視して重くなっていましたが、ギミックのシンプル化で軽量化、さらにエアロ化も進めています。

ただ、SL6はまだ重いんですよ。ホイールやハンドルなどのカスタマイズで軽量化の余地はありますが、限界もあります。

なるべく軽い、快適なドマーネに乗ってみたいものです。

4.まとめ

妄想するのは勝手なので、ドマーネを購入するなら、これが欲しいです。

フレームはOCLVカーボン800、ホイールはAeolus RSLのトップモデル。

やっぱり、フレームとホイールは奮発して後悔しないように。

コンポはUltegra Di2。

Dura-Ace Di2はなんとかガマンできそう。でも105には落としたくない。

そうすると、SLR7をベースにプロジェクトワンでホイールを変更するしかないのか。130万円は超えてしまいますね…。

うーん、贅沢な夢物語ですね。

エモンダも来年にはモデルチェンジしますから。モヤモヤしながら悩むのが楽しいのです。

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