1.自分でできるロードバイクのメンテナンスはクリーニング
皆さん、こんにちは!チャリダーMです。
今回は、ロードバイクを約20分で効率的かつ簡単に、最高に滑らかな走りが体感できるようになるチェーンクリーニングの方法です。
ゴールデンウィーク、いやステイホーム週間も終わりましたが、もう少し自粛期間は続きそうです。そろそろ我慢の限界が近づいている方も多いかもしれません。
こんなとき、ロードバイクが趣味でよかったとつくづく思うことがあります。もし、ロードバイクがなかったら、この1ヵ月あまりは本当にしんどかったのではないだろうか。
そうです。贅沢を言ってはいけないのです。打ち込める趣味があるのですから。リスクを考えながらも外で走ることはできるし、室内でも走れる、こんなにいい趣味はないですよね。
週末にロードバイクに乗ることを楽しみに、ストレスが溜まらずに過ごせているのではないかと、感謝しています。これは平常時も同様です。
グループライドも出来ない、遠出もダメ、ローラーも飽きてきた…、でもまだまだやれることはありますよ。この時期に愛車のメンテナンスをやっておくことです。
メンテナンスグッズは下記ページを参考にどうぞ。
どちらかというと、ブレーキやらギアなどのメカ的な調整は自分ではあまりやらないようにしています。基本的なことはやりますが、あとは行きつけ5分の店長にお任せ。オール無料です。
自分がいじるとどうも調子が悪くなるので、勝手にいじったらダメとも言われています。こういうお店が近所にあるのは、ホントにありがたいです。
ということで、自分でできるロードバイクのメンテナンスは愛車をキレイにクリーニングすることです。クリーニングもロードバイクライフの楽しみの一つですよね。
2.クリーニングして効果があるパーツはチェーン・スプロケ
クリーニングで一番、走りに効果があるのはどこでしょうか。ドライブトレイン系のメンテナンスが劇的?にロードバイクの走りを一変させるのです。
そんなことわかっているよ、という方も当然おられるでしょう。でもロードバイクを始めて間もない方やクリーニングをあまりやらない方(そんな人いるんか?)は、そんなに効果があるのか疑心暗鬼なのでは。
新車のときはキレイなロードバイクも走り込むうちに汚れてきます。ここで放っておいてはいけません。早め早めに手を打っておくことです。
特にチェーン系のクリーニングは驚くほどの効果があります。自転車を動かしているのはライダーですが、動かす仕事を請け負っているのはチェーンです。
チェーンのコマ一つひとつに、気持ちよくきっちり仕事をこなしてもらう必要があります。
3.効率よくキレイにを目的にチェーンキーパーを活用
普段コマめにキレイにしているつもりですが、もう一歩踏み込んで、今回初めてチェーンキーパーを使用して、効率良くキレイにチェーンクリーニングをやってみました。スプロケもです。
(1)チェーンのクリーニング
それでは、まずチェーンのクリーニング開始です。今回は水を使用しない方法で行います。
①後輪タイヤを外す
まずはミノウラのディスプレイスタンドに設置。ディスプレイスタンドは過去ブログをご覧ください。
これまでは後輪はそのままでクリーニングしていましたが、邪魔になるため外します。面倒くさがってはいけません。
後輪を外すことで、フレームの内側やブレーキ周辺のクリーニング効率もかなりアップします。タイヤにクリーナーが付着することもなくなります。
②チェーンキーパーを取り付ける
たるんだチェーンを張るためにPWTのチェーンキーパーを取り付けます。車輪の部分にチェーンを入れます。
今回チェーンキーパーを取り入れたのは、そう、後輪が邪魔だったからなのです。これで心置きなく、チェーンを磨くことができます。
③チェーンの汚れを拭き取る
まずは、ワイプオールでチェーンの汚れを拭き取ります。これだけで表面上の汚れはかなり落ちます。普段はライドのあとに汚れを拭き取り、オイルが足りなければ注油することで、次回ライドに備えます。
ただしあまりにも汚れているときは、注油しても汚れがひどくなるだけで逆効果です。そのときはチェーンをしっかり洗浄することが大切です。
日本製紙クレシアのワイプオールは、洗浄後の拭き取り、ワックス後の磨きなどなど万能に使用できます。ウェス代わりの不織布。使い捨てですが、かなり丈夫です。
④チェーンにサイクロンを付けてペダルを回す
パークツールのサイクロンCM-5.3にバイオチェーンブライトCB-4を入れ、チェーンに装着し、ペダルを回します。
サイクロンの内側にはブラシとスポンジが付いており、これでチェーンの内側に溜まったコマの汚れをかき出し、表面の汚れも落としてくれます。
汚れが完璧に取れます。本気でチェーンをキレイにするときはこの手のクリーナーが効率よくキレイにクリーニングできます。真っ黒の液体がこぼれますので、下に新聞紙などを敷いておきましょう。
⑤プーリーもクリーニング
プーリーも汚れが溜まりやすい部分です。チェーンのクリーニングでプーリーもキレイになりますが、念のためディグリーザーをかけブラシで汚れを取ります。
⑥仕上げ
ワコーズのフォーミングマルチクリーナーをチェーン、プーリー、フロントギアに吹きかけ汚れとクリーナーを流れ落とし、ワイプオールで拭き取ります。これはオイルの潤滑を良くするためです。
水を使用する場合は、バケツに中性洗剤を入れて洗い流すのもOKです。今回は水を使用せずに、フォーミングマルチクリーナーで代用しています。
(2)スプロケのクリーニング
①チェーンクリーナーとブラシで汚れをとる
後輪を外すことで、スプロケのクリーニングもスムーズに行うことができるようになります。
チェーンだけキレイにしても、スプロケの汚れがチェーンに付着するので、スプロケも必ずクリーニングが必要です。ワコーズのチェーンクリーナーとブラシで汚れを取ります。
フィニッシュラインのギアフロスで隙間の汚れを取ることもあります。ベアリング部分にはクリーナーがかからないように注意です。グリスが流れてしまいますので。
②フォーミングマルチクリーナーで汚れを流し落とす
フォーミングマルチクリーナーで汚れを洗い落とし、ワイプオールで拭き取ります。
③後輪をはめて、センタリングを確認して完了
ダイレクトマウントブレーキはセンタリングがシビアなので、ブレーキでリムを抑えながらセンタリング。最後にブレーキシューが擦れていないかチェックして完了です。
(3)チェーンに注油
①ヴィプロスのムオンをひとコマずつ注油
ムオンをコマの中心部分に合わせてチェーンを1周させながら、内側に1コマずつ注油します。いろいろなオイルがありますが、現在はこれを使用中です。注油の方法は過去ブログをご覧ください。
必要以上にオイルが塗布されると汚れが付着しやすくなるので、ワイプオールをあてがってぬぐい取ります。うっすら残る程度でOKです。
②ペダリングしてスプロケにも馴染ませて完了
スプロケへの注油は特に不要です。シフトチェンジさせて各ギアにチェーンを移動させて潤滑させれば十分です。
ギスギス感があるときは、ウィプロスのグレサージュを吹きかけます。これは過去ブログをご覧ください。
4.まとめ~自粛期間中にキレイに~
これで完了です。約20分。キレイになりました。ピッカピカ。チェーンキーパーの使い勝手はいいですね。後輪を気にすることなくクリーニングに専念できます。
スプロケのクリーニングも後輪を外すことでやりやすくなります。結局、スプロケの汚れはチェーンに付着するので、どちらもキレイにしないと意味がありません。
作業効率が大幅にアップします。愛車もキレイになります。ライド時の気持ちが上がります。チェーンの動きが滑らかです。ペダリングも軽くなります。良いことずくめです。
自粛期間中に愛車をクリーニングして、自粛明けのライドに備えましょう。
にほんブログ村
ロードバイクランキング