ロードバイクはチェーンの回転部分のクリーニングと注油をきちんとやれば快感です!

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1.チェーンの役割

皆さん、こんにちは!チャリダーMです。

最近は、ロードバイクで快適に気持ちよくライドすることにかなり拘っています。いかに気持ちよくペダルを回せるか、楽な乗り心地を味わえるのか、この2点です。

脚力が弱いオジサンさんにとっては、とても大切なポイントです。快適性を高めることが、スピードアップにもつながると信じています。

乗り心地という観点では、まずは高性能タイヤを適正空気圧で乗ること。これに尽きます。路面と接点を持っているのはタイヤですから。

音楽で言えば、耳で直接聴くのはステレオのスピーカーの位置づけです。現代ではイヤホンなんでしょうね。

それでは、回転の気持ちよさを一番感じることができるのは、絶対的にチェーンであると考えています。

もちろんホイールの影響も大きいのですが、ホイールを回転させるのはチェーンです。まずはチェーンを気持ちよく回せることが、乗り手の気持ちよさにつながります。

2.ローラーの回転部分が命

チェーンを気持ちよく回転させるには、チェーンにいい仕事をしてもらうしかありません。

常に最高の回転ができるように、スムーズに回るようにクリーニングして注油しておくことです。

シマノであれば、デュラを使えば軽くなった感じを受けますが、ここでは、所有しているチェーンをいかに最高の状態に仕上げるのかということに絞ります。

チェーンのメンテは人それぞれあり、好みのケミカルを使えばよいと思いますが、どれを使うにしても、ローラーの回転部分を意識することが大切です。

ローラーの回転部分の内部には、細かい砂埃や汚れが入り込んで、摩擦を起こしています。これによって抵抗が生じるとともに、表面の保護シールも削れていきます。

チェーンをクリーニングして注油すべき場所は、ローラーの回転部分です。表面を綺麗にすることも大切ですが、中身を綺麗にしないと性能は発揮できません。

綺麗にしたあとは、ローラー部分にオイルを注油します。ローラーに注油すれば回転部分に浸透していきます。十分に浸透させるまで時間を置くことです。

矢印の回転部分のクリーニングと注油を意識

私は、土日にロードバイクに乗ります。日曜乗り終わったあとにチェーンのクリーニングと注油、そして次の土日に乗るパターンです。

平日は乗らないので、その間にオイルを浸透させています。土曜に余分なオイルを拭き取ってから乗り、乗り終わったあとに汚れている場合はワイプオールで拭き取ります。

実は、私もロードバイクに乗り始めた頃は、まだ経験不足に無知でチェーンのクリーニングや注油はかなりテキトーでした。

今思うと恥ずかしいくらい、汚いチェーンで走っていたような…。行きつけの店長からも、もっと掃除するように注意されていましたね。

それ以来、クリーニング方法やオイルも変えながら、今のメンテナンス・スタイルにたどり着いたという感じです。

とは言っても、チェーン、スプロケット、ホイールも分解しない前提でのメンテナンスになります。面倒くさがりなので。

3.クリーニング

(1)スプロケットとプーリー

まずはスプロケットとプーリーから。ここが汚れていては元の木阿弥です。

ホイールを外してチェーンキーパーを使用するときもあります。チェーンとスプロケットを別々にクリーニングできます。

①ワコーズのチェーンクリーナーを軽くスプレーします。ハブ周りにかからないように注意(グリスが落ちないように)。

②汚れが浮き出してから、豚毛のブラシで汚れを落としていきます。チェーンクリーナーの付属品です。

③フォーミングマルチクリーナーをスプレーして、汚れを流れ落としてから、ワイプオールで拭き取ります。

(2)チェーン

①チェーンを綺麗なギヤに入れ替えます。そのままでは、汚れているギヤにチェーンがはまっているためです。

②洗浄液とクリーニングの機械を使用します。私はパークツールのチェーンギャングメンテナンスセット、AZのチェーンディグリーザーを使用中です。

洗浄液のメリットは、浸透性が高くローラーの内部まで入り込むこと。そしてブラシのついた機械を回すことで、ローラー内部の汚れを万遍なくかき出してくれます。

回すスピードに強弱をつけることで、汚れが幅広く取れます。もうこれだけで、使用後の液体が真っ黒になりますよね。

表面だけでなく、内部がどれだけ汚れているかがわかります。(表面の汚れを簡単に落としたあとにやっても結果は同じです。)

豚毛のブラシでやる手もありますが、機械の方がムラなく作業をやれるので、効率性も高いです。

機械を回して黒い液体を見たあとに、満足してすぐに注油してはいけません。ここでもう一仕事が必要です。

③洗浄液をフォーミングマルチクリーナで洗い落とします。この作業がキモです。洗浄液が残ったままでは、せっかくこれから注油するオイルを分解してしまいます。

スプレーして泡だらけにするとしばらくして、黒い水が滴り落ちます。(下には新聞紙を敷いてます)

④ワイプオールで汚れをゴシゴシ拭き取りながら乾かします。

⑤チェーンがはまっているギヤを入れ替えて、そこに汚れがあるようであれば、先ほどのスプロケットの作業をそこだけ簡単にやります。

汚れがひどくないときは、チェーンギャングを使用せずに、ワコーズのチェーンクリーナーをスプレーし、豚毛ブラシで汚れを落とします。あとの作業は同じです。

4.注油

(1)チェーン

今使用しているオイルは、行きつけの店長ご推薦だけあって、使ってみると、やっぱりいいですね。良さを感じることができます。

①ヴィプロスのグレサージュをチェーンのローラー部分にスプレーします。

長期潤滑の役割です。摩擦を抑えるために増粘剤を配合していません。これだけでも十分です。

①ヴィプロスのムオンをローラー部分に一滴ずつ注油していきます。少量でOKです。

さらに滑らかな潤滑剤で、高負荷時でも音鳴りがなくなります。

注油したあとは、すぐに拭き取らずに漬物のように寝かせておいたほうが内部まで浸透します。これはオイルの種類にもよりますが。

サラサラ系のヴィプロスのブルーノを使ったこともありますが、やっぱりヌルヌル系のムオンが好みには合っていますね。

②浸透させたあとに、クランクを回しながら、余分なオイルをワイプオールで拭き取って完了です。

サラサラ系のオイルであれば、乗る前でも効果があるかもしれませんが、粘性の高いオイルは時間を置いて回転部分に浸透させてから乗ることです。

スプロケットとプーリーはチェーンを回すことで、オイルが浸透していくので、オイルの注油は不要です。

5.まとめ

かなり良い感じですよ。ヌルヌル系の乗り味ですが。

私は、土日に乗ったあとにクリーニング・注油といったパターンです。毎週というわけにはいきませんが、結構な頻度でやっています。

サラサラ系のオイルではないので、汚れに強いとは言い切れませんが、ひどく汚れるということもありません。

汚れがひどくならないうちにこまめにやっておいたほうが、長持ちさせるにはいいかなと。大事にする愛着もわきますし。それになるべく快適に乗りたいし。

このやり方はあくまでも自己流です。人それぞれのやり方があり、正解は一つではないと思います。

ただしチェーンのローラー回転部分の汚れを落とし、そこに注油してきちんと浸透させることだけは間違いがありません。

そこだけをちゃんとやれば、気持ちよくチェーンが回るはずです。

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